近況報告 | 40代 アメリカ高齢不妊治療体験記 ~ 卵子提供

40代 アメリカ高齢不妊治療体験記 ~ 卵子提供

32歳で結婚したものの、妊娠出産について真剣に考えないまま40歳を過ぎてしまいました。41歳から緩い妊活をはじめ、43歳からは体外受精、顕微受精。卵子提供にて2022/6出産しました。自然妊娠含め初期流産4回、子宮外妊娠1回です。現在40代後半です。


大変ご無沙汰しております。 最後の更新からまた4ヶ月も経ってしまいました。

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私の経験がどれだけお役に立つか分かりませんが、ご参考に近況報告致します。


去年11月に初の陰性判定を受け、その後どうするべきか悩みました。 


私の担当の不妊治療の医師曰く、注射をやめた後の生理後からまた次の移植に向けて治療を開始しても、一旦休んでも結果には差がないのでどちらでも良いと言われました。この先生専属の看護師さん(正確には准看護師のコーディネーターの肩書きです)によると、多くの患者さんは実際翌月に戻ってきてまた治療を始めるとの事でした。


もし時期が異なっていたら一月位休んで再会したかもしれないのですが、アメリはは11月の終わりは感謝祭(サンクスギビング)で、12月はクリスマスで先生もポツポツお休みするであろう事を予測し、一年で一番忙しい季節に移植するのは得策でないと思い見送る事にしました。


それに元々年末年始は子供と二人日本の実家に帰省する予定だったので、楽しみにしている両親をがっかりさせてまで今やる必要もないかと思いました。 


予定通り年末年始は実家でゆっくり過ごし、実家の家族も喜んでくれました。


妊娠確率についてはどんな条件であっても大体50/50とは言われていたのですが、改善できることがあるならするべきだと思いました。


まず、移植前からオリモノの匂いが気になっていたので、婦人科にて調べてもらいました。 お恥ずかしながらBV(Bacterial Vaginosis)と言うものに感染していました。 STDなどの特別なバクテリアではなくて、誰でも感染する可能性があるそうで、妊娠には関係がないと言われましたが、私の子宮内が良い状態ではなかったのは確かです。 抗生物質を経膣で5日使い治療しました。


そして、私は今までEmma/Aliceなどの検査は受けた事がなく、ERAも5年近く前にやったきりだった為、着床の窓がまだあってるのかの疑問はありました。 前述して看護師さんにこれらの検査について質問すると、特にやる必要はないと言われた後、次に話した時には非常に強くお勧めされました “ Highly recommended”。

この看護師さんは良い人だし、私が検査してマージンをもらっているとも思えないですが、なるべく患者にお金を使わせるクリニックの方針かなと思います。 不妊治療医療は本当に良い儲けビジネスであると思います。 多くの患者がエンドレスに大金使いますから。


私は結局ERAやその他の細菌の検査を含んだTrio(トリオ)検査をしました。


結果的にはやってみて参考にはなったと思いますが、$2500払って、時間と労力を使ってどこまで意味があるかは分かりません。


検査結果に関して書くと、まずERAは5年前と全く同じ結果でした。 


看護師さんの事前の説明では、女性は妊娠出産にて大きく体が変わるので、ERAの結果も変わる可能性があるとの事でした。

でも検査をした後(遠慮せず初めから聞けば良かったです)、実際にどれくらいの差が出る人がいるのか聞いたところ、1−2時間の差しか出たのを見た事がないとの事でしたので、正直、必要なかったと思います。 窓が1−2時間ずれても全く問題ないはずで、全部で7−8人居る医者の中で、私の先生以外はもうこの検査はやめたそうです(これもお金を払うまで知りませんでした)。


それ以外の検査については、興味深い結果でした。 まず、悪い細菌は居ませんでした。 これは良い事です。


ただ、ラクトバチルスと言う良い菌も検出されませんでしたガーン ゼロです滝汗ゲロー


日本とアメリカで表示の基準が違うのかもしれませんが、日本の情報だとこの菌が90%以上だと着床に好ましいとの事です。 私は低いのでなくてゼロというのが笑えました笑い泣き


移植後抗生剤でBVの治療をしたので、良い菌も減るのは想定内ですが、ゼロと言う事は恐らく元からいても非常に少なかったのだろうと思います。

現在は経膣と経口両方でラクトバチルスが増えるようサプリメントを取っています。増えるのには少なくとも1−2ヶ月はかかる様です。


そして、一難去ってまた一難。 ERA検査後に念の為行なった水分で子宮を膨らませてポリープなどの確認をする検査で、子宮の真ん中あたりに癒着というかScar  Tissue(傷跡?)があることが判明。 過去に何らかの外的要因で恐らく出血し、Scar Tissueが残ったのだろうとの事でした。


移植前に行なった検査ではこの状態ではなかったので、このポリープの検査自体か、ERAの際の組織収集のどちらかが原因になったと思います。


個人的には、恐らくポリープの検査でないかと思います。当時まだ生理が復活しておらず、局部が硬い状態だった為、器具がうまく入らずすごく痛くて時間が掛かった記憶があります。 ERAの際はホルモン剤の働きもあってか、ERA検査もこのポリープ検査も簡単に終わりましたし出血もあまりありませんでした。


出血は子宮からしていると思いうので、恐らく去年の4月末の検査でScar Tissue ができてしまったのだと思います。 この状態を知らずに10月末に移植しましたが、万一このTissue上に着床したら流産になっていた可能性もあります。


こんな状態なので、今現在は手術待ちです。 2年半前にポリープの手術をした際は10日後位に手術の日程が組めたのですが、今回はなんとほぼ2ヶ月待ち。

婦人科の先生曰く、キャンセルの人が出るだろうから、”I’m sure”もっと早く手術できるだろうとの事ですが、今現在の予定では4/24です。


無事妊娠したらやろうと思っていた事は色々あるのですが、待っていても時間が無駄に過ぎるだけな気がして、前倒しして色々始めようかと思い始めました。 私ももう若くないし、子育てしながらの組織勤めは大変で、もっとゆっくり働ける仕事に切り替えたいと考えています。


また、なるべく近況報告致します。 どなたかの参考になったら幸いです。