ドナーさん選び | 40代 アメリカ高齢不妊治療体験記 ~ 卵子提供

40代 アメリカ高齢不妊治療体験記 ~ 卵子提供

32歳で結婚したものの、妊娠出産について真剣に考えないまま40歳を過ぎてしまいました。41歳から緩い妊活をはじめ、43歳からは体外受精、顕微受精。卵子提供にて2022/6出産しました。自然妊娠含め初期流産4回、子宮外妊娠1回です。現在40代後半です。

日本ではあまり一般的ではないかも知れませんが、アメリカでドナーさん選びをする場合はまず二種類の内から選びます。

 

 

❶ 卵子バンクから冷凍卵子を購入(フローズンエッグドナー)

 

❷ 生身のドナーさんを選び採卵してもらう(フレッシュドナー)

 

 

一般的には❶の方が費用が安いと言われましたが、一概にそうとも言えないかなと思います。

 

❶の利点はなんと言っても手っ取り早い事です。 

 

既に採卵済みで成熟卵のみ冷凍してありますので、お金さえ払えばいつでも出荷可能です。 

大体6−7個のバッチで購入する感じでした。 同じドナーさんからもう一度購入する場合は大抵割引がありますし、卵子バンクによっては例えば500万円程払えば赤ちゃんが誕生するまで何度でも新たに卵子を送付する契約もあります。

卵子によっては受精率が悪かったり、着床しなかったり、又は流産になったりしてしまうかもしれませんが、追加料金なしに次の卵子を送ってくれるので安心と言えば安心です。 高額ですが滝汗

 

 

先生二人に意見を聞きましたが、もし同じドナーさんからどうしても二人以上の子供が欲しい場合は❷を選んだ方が良いようです。 何故なら一般的に❷の場合は確実に6−7個よりは多くの成熟卵が取れるので、複数の子供が出来る確率が高くなります。

 

 

❶か❷を選ぶのと同時に、選択肢として大切なのが下記❸❹です。

 

 

❸ 匿名のドナーさんが希望

 

❹ ドナーさんと交流希望

 

 

一般的にアメリカ人は交流希望の方が多く、一般的な日本人はドナーさん、ご両親共に匿名希望の方が多いようです。 

 

交流希望にも色々あり、例えば子供が18歳(アメリカでの成人年齢)になったらドナーさんと連絡が取れるという契約にするか、又はそれ以前でもご両親も自由に連絡をとっても良いなど、お互いが納得できる契約であれば何でも良いようです。 もちろんこの辺の契約は弁護士を通して行います。

 

 

私は仕事柄、人として出自を知る権利が保障されるべきであると考えているので、交流可能なドナーさんである事が必須条件上差しでした。 

 

色んなエージェントと話しましたが、日本人で匿名希望でない人は相当珍しいようで滝汗、候補者ゼロのエージェンシーもありましたゲッソリ

 

 

結果的にそれなりに気に入ったドナーさんが❷にしかいなかったので、我々は❷を選び、いつでも交流可能な契約を結びました。 

 

彼女の採卵(6月に実地)が終わって手紙のやり取りをしましたが、しっかりした感じ良い女性で、彼女にお願いして良かったと思っています音譜