三越前にある、三井記念美術館。
初めて訪れる。
今回、開催中の展覧会は、「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」
なんだ、美術館でバードウォッチングとは?
あまり、興味はなかったけれど。
代々、三井グループの三井家は、鳥好きらしく、鳥にちなんだ、絵画、陶芸品など、収集していたらしく、それらを集めた展示。
写真撮影は、できない。
展示室1と2は、茶褐色の羽板作り、装飾美しい。かつては、重役たちの会食に使われた部屋というから、納得。
「青鸞羽箒pheasant Feather Duster」
美しい羽のほうき。
鳥好きのくせに、青鸞、セイラン、?どんな鳥?知らないね。
pheasant だから、クジャクの仲間だろうとはわかったけれど、それにしても、美しい羽。
金地に、細かい黒点。目玉のような班もある。
家に帰って、検索した。
マレーシアなどに棲息するというので、東南アジアの鳥の図鑑も、めくった。。。
「鳥類真写図巻」
17m、63種もの、鳥類の写生図。
こんなものが三井家にあるというのも、鳥好きが分かるね。
ノゴマやサンカノゴイなんて、マイナーな鳥まで、描かれているのには、びっくり。
羽などは、非常に丹念に細かく描かれていて素晴らしい描写なんだけれど、もう少し、鳥の骨格を、勉強してほしいという感じだね。
「雪松図屏風」
国宝、円山応挙、やはり、さすがだ。。。
「百鳥図横額」
イスカ、キレンジャク、カワセミ、アマツバメ、などの、鳥が、50羽ほど飛ぶ姿が描かれている。
なぜか、ブンチョウ、ギンパラみたいな鳥も混じっているのが、何とも、奇妙。。。
鳥の飛ぶ姿勢をもう少し、観察してね、って思うけどね。飛ぶとき、こんな格好ではないです、みたいな。。。
絵画といえばそれまでですけれど。
「月宮殿蒔絵水晶台」
台の上に大きな水晶が乗っていて、これはすごいね。
台には、三井鉱山で産出した、孔雀石、方解石、黄銅鉱、水晶などがちりばめられているけれど、鳥はどこかな。
「鶴図」
堂本印象の描いたタンチョウ。木にとまってる。。。
やられたね、タンチョウは、木にとまらないです。。。
絵としては、さすが、堂本印象だけどね。
「京都博覧会諸鳥出品目録」
明治11年の京都博覧会に、三井高朗が飼育していた鳥150羽を出品した時の鳥の目録。
150羽も出品、いったいどれだけ、飼っていたんだろうね。
見ると、クロジ、ミヤマホオジロ、オオマシコ、ノジコ、なんて鳥もある。。。。
まったく。。。
場所柄か、おめかしした、来場者の姿が目立ちましたね。
三越のライオンがバラをくわえていた。みんな写真を撮っていた。
今朝も、また雪。