５月７日（木）
葛西臨海公園へFさんを誘って、出かけた。正直、Fさんと行くと、バードウォッチングどころではなくなる。
３０年来の付き合いで、不思議な縁のある人、というしかない。
二人で、葛西臨海公園駅に降り立ったのは、１０時半過ぎか。早起きの苦手な、Fさんに合わせると、こんな時間になっちゃう…。
今日は、なぎさを先にのぞいてみたかった。展望広場が、気持ちよかったので、ベンチで、一休みしようということになった。
Fさん、ザックの中から、まず、ワインをだした。続いて、ランチボックスをいくつも取出し、ベンチいっぱいに広げた。自分どこに座るつもりなのかな？
彼女と来るとこうなることはわかっていたけど。お酒の好きな私は、のどをゴロゴロ鳴らしていたんだけどね。
そして、彼女は、いつものように機関銃のように、話はじめ、とどまるところを知らない。私は、鳥のことが気になって、気もそぞろ…。
ミヤコドリと、コアジサシ、アジサシぐらい見られれば、と思って来たので、いいか…。
３時間ほどして、そろそろ、なぎさへ行くことにした。葛西臨海公園に来て、鳥類園のほうは、よく行くけれど、なぎさまで、足を延ばしたことなかった。
東京湾が広々と広がり、気持ちよかった。橋を渡る途中、コアジサシが、飛び回っていた。東なぎさを、望遠鏡でのぞくと、いやいや、ミヤコドリがいた。関西にいる間、なかなか見る機会がなかったんで、、、
鳥を見る段になると、今度は、私が、Fさんのことなんて、かまうのを忘れて、１人、夢中になっているのがおかしかった。
三脚がガタがきているので、望遠鏡を固定しても、動いてしまうので、Fさんに見てごらん、と言って、のぞいてみてもらっても、「いないよ」
西なぎさの先まで行けば、近くで見られかな、と思い歩いた。
浜辺で遊ぶ人、釣りをしている人、バーダー、など、思い思いに、時を過ごしていた。
海は、美しかった。東京湾なんだよね、東京湾でも、こんなに美しい干潟が広がっているなんて、大切にしなくてはね。ここに、オリンピックのカヌー競技場ができなくて、良かった。
先まで、行ってみたけれど、ミヤコドリは、見えなかった。
天気予報では、こんなにいい天気になるとは言っていなかった。あまりにも天気が良すぎて、暑かったので、橋のところまで戻り、テントで下で、一息入れることに。
また、どうせ、なかなか、立ち上がらないだろうということは、予想された。
海を眺めながら、また、Fさんのお話が始まる。
海上、コアジサシ、ん？アジサシかな？たくさん飛び回っていた。かっこいいね、スマートで、ダイビングとかして。
夏羽のカンムリカイツブリも見られた。
１５時を回って、鳥類園の池をのぞいてみようと思って、足を向けた。
上の池に、まだ、キンクロハジロ、ホシハジロなんか、いて、ビックリした。ウォッチングセンターへ寄ってみる。
ここのベンチでも、一休みだぁ～。１６時半、閉館らしいので、出発。よく、そんなにお話することあるなあ、感心しちゃうね。
私は、どうしても、下の池は、のぞきたかったので、そちらへ行く。
擬岩の観察窓には、数名のカメラマンがいた。
いやぁ～、いるいる、、、キアシシギ、ソリハシシギ、オオソリハシシギ、キョウジョシギ、アオアシシギ、ハマシギチュウシャクシギ。
夏羽のシギたち、おしゃれだね。おなかの黒いハマシギ。淡い赤褐色のオオソリハシシギとか、久々見たんで、興奮したよ。キョウジョシギ、あんなに、派手な感じなのに、干潟で餌をとっていると、保護色で、見づらい…。
これには、Fさんも、熱中して、見ていたね。
もう、日が暮れて、駅に着くまでに、暗くなっちゃうと、私は、ひそかに気をもんでいたにもかかわらず、Fさんは、いつまでも、双眼鏡をのぞいていた。
飛び回る、ブヨには、少々、閉口した。
最後は、どこどこ？といっていたキョウジョシギも、近くの岩にじっとしてくれて、彼女の双眼鏡でも、じっくりみられたよう。おまけに、そこに、オオソリ、ソリハシ、チュウシャク、ハマシギ、キアシシギ、とあらわれて、見てくださいと言わんばかり。
これだけ、喜んでくれたら、誘った甲斐があったね。
葛西臨海公園駅へ戻ったのは、１８時半過ぎか。
東京駅で、夕食でも、食べて帰ろうというので、ちょっとしたレストランに入り、席を立ったのが、２１時だった。
時間の感覚がないのかな？でも、楽しかった。鳥は、まあ、見れたし。
認めた鳥
カイツブリ
カンムリカイツブリ
ゴイサギ
ダイサギ
コサギ
アオサギ
コガモ
カルガモ
ホシハジロ
キンクロハジロ
オオバン
ミヤコドリ
コチドリ
ハマシギ
アオアシシギ
キアシシギ
ソリハシシギ
オオソリハシシギ
チュウシャクシギ
セグロカモメ
コアジサシ
アジサシ
キジバト
コゲラ
ヒバリ
イワツバメ
ツバメ
ハクセキレイ
ヒヨドリ
オオヨシキリ
シジュウカラ
メジロ
カワラヒワ
スズメ
ムクドリ
オナガ
ハシブトガラス
ハシボソガラス