オオルリに気をとられて、崖下に転落、御岳山にて | birds-rtcj30のブログ

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 そろそろ、私の登山シーズンも近づいてきて、試運転がてら、御岳山へ。

 御岳山へは、きっと、子どもの頃、一度や二度は、行ったことあるんだろうけれど、まったく、記憶に残っていない。

 
 4月16日(木)

 7:10頃、青梅線の御嶽駅に着く。ケーブル下へのバスは、7:30だったので、すぐそこの多摩川をのぞいた。いやぁ~、これが、多摩川?きれいすぎる、、、。ここで、まず、感動。

 橋の上を、セグロセキレイが歩き回り、上空を、ツバメが飛び交っていた。

 7:30、バスは出発し、10分ほどで、終点のケーブル下に着いた。

 ケーブルカーには乗らずに、歩こうかとも思ったけれど、結局、乗ってゆくことにした。

 ケーブルカーは、7:55発だった。

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 すごい勾配だな、と感心していると、関東一の勾配という車内アナウンスがあった。ミツバツツジの淡いピンクの花が、あちらこちらに見え、美しかった。

 6分で、御岳山駅に到着。

 駅を出たところ、御岳平から、東京方面を見下ろす。よく晴れた日には、スカイツリーなども見えるらしいが、今日は、春霞で、見えなかった。

 御岳神社へと歩を進める。すぐに、やっぱり、山はいいなぁ~、と実感。

 やがて、左手から、ケーブル下からの登山道と合わさるところに来て、そこを歩いて登ってくる人がいた。

 その人が、「この近くにカタクリが咲いている」というので、ついて行った。そこは富士峰園地というところ。

 着くと、花は、殆ど終わりという感じだったけれど、カタクリの花を見るのは、初めてだったので、うれしかった。レンゲショウマの開花のときは、大勢のひとだけど、カタクリのときはそうでもないということだった。

 朝、花が開いて、夕方に閉じること、寒い日には、開かないことなど、知らなかった。

 彼は、その先のほうへ歩いて行くというので、彼にお礼を言って、私は来た道を引き返し、神社への道に戻った。

 神社への階段は、100段以上あるということだったが、登ってみれば、たいしたこともなかった。

 長尾平の展望台へも行ってみたけれど、やっぱり、春霞で、遠くは、よく見えなかった。

 七代の滝への急坂は、半端じゃなかった。嫌になるほど下ること20~30分。ようやくたどり着くと、そこは、大きな岩がそそり立ち、その間から、滝が流れ落ちていた。東京にこんなことろが!!!

 ここから、天狗岩へは、鉄の階段の急な登り。ちょっと、危なそうに見えるけれど、危険というほどのこともない。10分ほどで、天狗岩。

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 天狗岩を過ぎると、ロックガーデンと呼ばれているところ。こんなにいい所とは知らなった。コケに覆われた岩の合間を清流が流れ、周囲の林は、ようやく芽吹き始めた、うす黄緑色が、目に鮮やか。

 ミソサザイは、しきりに大きな声を張り上げているけれど、夏鳥は、まだだね……。

 いい所と思えても、30分も続くと、さすがに飽きてきて、、、。そう思い始めたころ、綾広の滝。

 滝の上へ登りきると、道は広くなり、歩きやすくなった。

 出会った年配の男性に、「鳴いている鳥、何?」と聞かれた。「ミソサザイですね。小さい鳥なんだけど、大きな声で鳴くんで」

 首から、双眼鏡、さげてたから、私に聞けば、知ってるだろうと思ったのかな。鳥のことは、おまかせあれ、だけどね。

 やがて、うん?オオルリの声!と思って、後ろへ少し下がったら!!!、あっ、と思った瞬間、崖下へ転落!

 いや~、鳥が気になって、崖下に落ちたなんて、長いこと鳥、見てるけど、初めてだ…。

 幸い、土の上に落ち葉が積もっているようなところに1~2メートルほど落ちたぐらいで、うまいこと、柔道の受け身よろしく転がったので、たいしたケガもなくすんだけど。もしここが、岩ゴロゴロのところだったり、滑る落ちるのを踏ん張れないようなところだったら……、と考えただけでも、ゾッとする。

 メガネのフレームが歪んでしまったし、右足太もものあたり、右手上腕あたり、軽い打撲のような。あと、下唇が少し切れたかな。これぐらいで済んで、よかったよ。

 まったく、なんてことだろうね。みっともないったら、ありゃしない。誰も見てなかったけどね。

 あわてて、近くの登りやすそうなところの選んで、崖をよじ登り、道へ戻った。

 鳥見てると、また、山登ってると、いろんなことが、あり~の、って感じ。
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 神社近くまで戻ってくると、ハイカーがいっぱい。続々と登ってくる。

 御岳YHの手前の斜面、ふと、見ると、カタクリがきれいな花をつけていた。朝方、富士峰園地で見たものは、殆ど終わりかけのものが多かったけれど、こちらは、きれいだったので、写真をパチリ。

 12時前ぐらい、ビジターセンターを訪れた。

 スタッフが「鳥をメインに?何か見られました?」と聞くので、「オオルリとか、でも、ちょっと早いかな、…」と答えたら、「もうオオルリをはじめ、キビタキ、ツツドリ、クロツグミ、コルリ…なんか来てて、今年は早いようです」と教えてくれた。

 ツツドリも?かなり遠くで、かすかに、ツツドリの声を聞いたんで、やっぱり来てるのか、と思った。まだ早いから、空耳、空耳、と片づけそうだったけど。

 12時半前に、御岳平に戻ってきた。

 御岳山と言えば、ムササビが見られることで知られていて、みやげ物屋には、かわいらしいムササビのぬいぐるみとかあって、思わず手に取ってみたり。

 ムササビは、一度は見てみたいとは思っているけれど、夜行性の生き物の観察は、得意じゃないので…。私は、夜活動するのが苦手なんで、夜行性じゃないから。

 仕事は、夜してるし、ブログの更新も、夜することあるけど、どうも、夜はダメだね。朝は、いくら早くても、OKなんだけど。
 

 12:45のケーブルで、山を下る。

 ケーブル下のバスは、13:05に乗車。帰路につく。
 
 認めた鳥

 トビ
 キジ
 キジバト
 ツツドリ
 コゲラ
 ツバメ
 セグロセキレイ
 キセキレイ
 ヒヨドリ
 ミソサザイ
 ウグイス
 キクイタダキ
 オオルリ
 エナガ
 シジュウカラ
 ヤマガラ
 メジロ
 ホオジロ
 カワラヒワ
 イカル
 スズメ
 カケス
 ハシブトガラス
 ハシボソガラス

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