ギターのカスタムパーツとして「尻尾アーム」を開発しました。その目的や利点、考慮した点についてご紹介します。
利点1)収納の利便性
高さをボリュームノブ程度に抑えることで、ギターケースにそのまま入れられるようにしました。これにより、毎回アームを外す手間が省けます。なお、ケースによっては通常のトレモロアームをつけたまま収納できるものもあるようですが、私はトレモロアームを外して運搬していたので面倒でした。
利点2)演奏時に邪魔にならない
アームをまれにしか使わない場合、演奏時にアームが右手の近くにならず、邪魔にならない位置におさまっていてほしいと思いました。
条件1)価格が安い
3Dプリントでの作成コストはおおむね体積に比例します。そのため、ついつい小さい部品にしたくなります。
また3Dプリントは素材によって値段が大きく異なります。チタンやステンレスといった金属でプリントすると5万円以上と高価になってしまいます。
これらの目的や条件を踏まえて作成した試作第1号が次の写真の一番上にあります。
試作第1号は体積が小さいため、コストを抑えることができましたが、使ってみるといろいろ気になる点がありました。そのため、写真の真ん中の試作第2号を作成しました。
次回は、何が気になってどこを改良したのかをご紹介します。お楽しみに!