ここ数年、自身の誕生日への特別感なんぞ薄れていたけれど、そういう日に限って面倒な仕事が入ったり残業になったりするもんで、やっぱり誕生日は特別な日にしよう!と今年は休暇をとってプチ旅に。


冬に続けて出かけてしまったので、今回は近場から行ける節約旅。

隣駅から手軽に行けるバスで向かった先は、、



FU・JI・YA・MA!

そう、まずはなぜか富士急ハイランド。
旅、といえるのか?
否、いうのだ。
絶叫系は乗れないので眺めるだけ。
眺めるだけで楽しいのが富士急ハイランド。

富士急は子供の頃から何度も来ている思い入れのある場所。
今はなき初期の乗り物にも色々乗りました。
FUJIYAMAができるもっと前です。

人間洗濯機とでもいえばいいのか、大きな筒の中に入ると高速回転し続けて、遠心力により人間どもが壁に貼り付くローターというアトラクションが昔ありまして。
あれほどの悪夢は後にも先にもありません。

あと真っ逆さまに落ちるアトラクションでの無重力の一瞬は、人生がリセットさせられたような体験でした。

そんな苦い思い出や楽しい思い出もたくさん。
昔はそんなに混んでいなかったので、次から次に乗れましたしね。

予定ではFUJIYAMAに併設されたデッキに上り富士山を撮りたかったのですが、強風により休止。
絶叫系も高飛車以外は軒並み運休。
FUJIYAMAに乗っている人に頂上で手を振りたかった。


富士山はバスの中から撮った謎の一枚が一番きれいに撮れました。
なに?この白いビニールがかかったニョロニョロかチンアナゴみたいの。

樹海もそうですけど、富士山の周辺ってちょっと独特の雰囲気がありますよね。

はじめは河口湖へ行くつもりだったのが、外国人観光客でオーバーツーリズムになっているとわかり急遽変更。
交通マナー等々、地元の方も何かと大変みたいです。


そんなこんなで目的のひとつは絶叫マシンではなく、昔から大好きなフランスの絵本のリサとガスパールに会いに行くこと♪
パーク内のリサガスタウンです。
この可愛さと背後のマシン達の不協和音。


タウンができて10周年
できて間もない頃に来て以来。久しぶり〜


富士急限定の作品。FUJIYAMAに乗っているニコニコ
女の子のリサは余裕で笑っていて、男の子のガスパールはリサを掴んでる。かわいい。。

一緒に行った友達にのせられ夜のFUJIYAMAの列に並んだことがあるのですが、自分たちの目の前で運休になり九死に一生を得ました。
あれは遊園地の女神がこっそり私を助けてくれたに違いありません。
本当に乗らなくてよかった、、。


あちらこちらにいるよ♪


パリをイメージした街並み


アリクイにパンくずをあげる可愛い絵を発見


こんなに和むのに、背後にはこれから120°の絶叫の淵に立たされようとしている人々。
それが富士急の楽しさ。


かわいいパンやグッズも買ったし、お昼の予約時間までベンチでボーッと休憩。
お天気よくて気持ちいいね。

そろそろ行こうかね。
またくるね!
(間に座って自撮りする勇気はなかった)


富士急から徒歩で一般道に出てテクテク。
この辺はインターの近くで歩いてる人っていないから、結構な違和感。(函館旅でもそういう所歩いたわね)
毎度のことながら、私は旅で不審者になります。

いつも富士山が見える暮らしっていいなあ。


到着したのはこちら。
誕生日旅なので奮発してU・NA・GI!!

この日は予約限定の営業。
1人でも予約してよかった。
食べログのクチコミのおかげです。

まだ誰もいないお座敷でポツンと待つ。
香ばしい香りが漂ってきて鼻孔をくすぐります。
まだかなまだかな。

さあ着丼!(着重?)
わーい!!

(夜中に読んでくださっているWさん、飯テロごめんなさい泣き笑い)

富士の名水で泥を吐かせた鰻
やはり鰻はテンション上がりますよね!!

ではいただきます。
むふぅ〜〜ん、トロトロよだれ

厚みはあまりないのですが、なにせトロントロン。
骨抜きが丁寧です。(表面に穴がいくつも開いていると骨抜きがしっかりされている証拠だそうです)

タレは若干醤油強め。
でも甘ったるくなくてよい。
皮も身も滑らかで、蒸しがしっかりめなのかな?
関東タイプでとにかく口溶けが良かったです。

お重はいつも残りの4口がきつい。
そういえばコロナ以降、お店でお重をいただく機会がなかったのう。
久しぶりに口いっぱいに頬張れて幸せ。
考えても仕方ないことですが、いつ病気で食べられなくなるかわからないので、元気なうちに色々噛み締めておこうと思いながら過ごしています。

ご馳走様でしたニコニコ
母にも保冷剤持参で真空パックをお土産に持ち帰りました。
薬の副作用で味覚に変化があり辛かったのですが、鰻は味が変わらない!と喜んで食べられました。
やっぱり鰻にしてよかった。


では次の目的地へ。
道中のしだれ桜

鰻屋さん周辺にも富士急からの絶叫が響いていました。
近隣の住民は毎日この絶叫と共にあるのですね。


お土産や移動中の睡眠用枕でパンパンのショルダーを下げ、松の木が茂る道を一人ゆく。

私はいつか職質を受けるのではないかと怯えている。


目的地は、富士山世界遺産センター
無料で富士山のことを詳しく知れます。
そんなに富士山ラブなわけではないとはいえ、車窓から見えれば人並にはしゃぐのだから一度は学んでおきたいものです。


和紙でできた富士山の模型が浮かんでいて、映像に合わせて美しい色に変わります。









素敵でした!

繰り返す噴火を神の怒りと捉え、怒りが鎮まるよう祈ったことが信仰の始まり。
そして頂上には仏がいると信じられるように。


背後から照らされた太陽により自身の影が霧に映し出され、後光の差すお釈迦様が浮かび上がっているように見える自然現象・御来迎(ごらいごう)など、様々な説明がありました。


図書エリアには富士山や隣県に関する書籍が沢山。

館内は外国人の方が多かったですが(アジアよりアメリカ)、さすがにこのスペースはガラ空きでした。
日本人のクチコミばかりだったので穴場かと思ったのだけど、、。
ベンチに土足で乗ったり、展示スペースの真ん中や階段で寝転んだり、退屈そうな人が多かったです。笑
熱心に見ているのは日本人だけでしたね。


山梨の食の歴史に関する本を発見。


武田信玄のおもてなし膳。
海なし県なのに海の幸が豊富だったとは。

さすがマグロ消費量日本2位、人口あたりの寿司屋の数日本一の山梨県。


富士山は野鳥の高層住宅。
標高により生息する鳥種が違うのですね。
ボンやいもがどの辺にいるのか、南米版も知りたいです。


1時間半ほど見て回り、展望テラスにて雲が切れるのを待つも、切れそうで切れない。
そうか、横ではなく奥から流れてきているのか。
結局帰るまで晴れず、綺麗に撮れたのは先のチンアナゴ写真のみでした。

写真にはうまく写りませんでしたが、展示方法が工夫されていて無料とは思えない充実ぶりでした。
Googleマップのクチコミも良く参考になりました。


よく歩いた帰りのバスは、素足になって使い捨てスリッパを。
最後部席で気を使わず。きもちいい〜
旅にはスリッパ、必携です。


リサガスタウンで買ったカヌレをいただきながら長い道中をゆるりと。
ムムッ、意外と美味しいぞ。

じゃあこれも期待できるか?と思ったら、他のパンは可愛さだけな感じでした。

行きは3時間、帰りは4時間の予定が事故2件発生で5時間コース。
でも鰻のおかげか全然疲れませんでした。
体調が良かったし、東急のバスが快適だったからかな。
行き帰り同じ、とてもご丁寧で長時間の移動でも信頼できる運転手さんでした。


お土産開封の儀。
今回は場所が場所なので、鰻以外美味しいものはありません。
トランク型の缶かんと旅先で集めたくなるクリアファイル。記念ステッカーをいただけました。

ポストカード
富士山入りの限定デザイン🗻

時間が短く刺激はなくとも、ほっこり旅でした。

長々とすみません。
お読みくださりありがとうございましたニコニコ