換羽がもーれつア太郎なため、連日茹でササミを与えられているいも氏。

「ねえたん、これたべればええんやな。いもこ、たべればええんやな」

そうやよ、しっかり食べて乗り切るんやよ。


あっ、不穏な影が


「にいちゃん、おこめにもちょうだい」

ボン兄貴とは違いおこめには優しいいもこ、
ちゃんと最後の一口をポトンと落としておこめに分けてくれたよ。

「にいちゃん、あんやと(ありがと)」

ほっこりな炭水化物(いもこめ)コンビです。


いもこの体力なら大丈夫でしょうが、10歳にして訪れたハードな換羽にバテてしまわないようちょっと注意深くみています。

今までも勢いよく抜けることはあったけれど、今回は軸ほぐし(我が家では新しい羽をこう言う)の手伝いが間に合わないほど。

間に合わないのでほっとくことにしたねえたん。
顔周りが軸だらけでムサいのがまた可愛ええいもこ。


初日だけかじって無視され続けているラフィーバーの記念のやつ。
ある日、にんじんジュースを飲み終わった小皿の中にわざわざ置いてあったが何。
これは本当にいらないのです、という強いアピールがみられる。

と思ったら、昨日突然「パリパリパリパリ」と謎の音を発し、見ると↑コレをかじり辺りは粒だらけ。

まあたまたまの気まぐれなんだろうと思っていたら、今日は昼に2つともなくなっとるやないの。

なんだあ。

先日お客さまからも、流行りが色々移り変わって興味深いとのお便りをいただきました。
本当にそうですよね。

果たして味なのか、食感を楽しんでいるのか、いずれにせよ鳥類の感覚の鋭さと奥深さは哺乳類を遥かに凌ぐはずで、何年いても、いや何年もいればいるほど、興味深く面白いです。


さて、感覚が単純な人間は某有名料理家さんのレシピでケーキを焼いてみたようで。
確かに手順は緻密だけれども、やっぱり以前の記事に載せたレシピの方が格段に美味しいことがわかりました。
牛乳と蜂蜜が大きなポイントなんだなあ。
それと別立てはふんわり小麦粉寄りの風味、共立てはしっとり卵寄りの風味、と感じました。
私は共立てが好きだなもし。
ほとんど切って冷凍庫へ。
また会う日まで〜。


さて最近はお風呂からあがって寝る前の少しの時間、目的もなく辞書を眺めるのが日課。

というのも、原作ファンである舟を編む(辞書を作る話)のドラマ版が毎週日曜にBS-NHKで放映されていて、キュンキュンが再燃なのです。
劇場版では描ききれなかった、原作のここぞ見どころという脇役編集者の人生がじっくり丁寧に取り上げられていて、キャストの方々も素敵すぎて最高です。
本当にいい言葉が沢山出てきます。
原作ファンも納得の完成度なのではないでしょうか。
BSなのがもったいない。

この話では辞書を作るまでに16年を要するわけですが、昔と今では語釈が変わる、いや変えるべき場合もあって。
例えば「恋愛」は、従来のほとんどの辞書において「異性間の」という記述がされていますが、最新の新明解では「特定の相手」としています。
これは紙の辞書だからこそ時代をそのまま残していけることで。

となると昔の辞書も必要だと気付き、27年前の新明解を毎度のブックオフさんにて220円でお迎え。
←新  旧→
紅白でめでたい。

時代とはあまり関係ない言葉の語釈もが変わっていることを発見した瞬間は宝物を見つけた気分。
こういうのをセレンディピティというと、ドラマの中で言っていました。

もし入院でもして時間を持て余したら、知らなかった言葉を端から書き出したいと今から目論んでいます。
何年もかかるなあ。

入院といえば、新年早々思い立って受けたがん検診に初めて引っかかりました不安
何度か検査をした結果とりあえず癌化はしておらず、しばらくは定期検診で様子見なのでホッとしたところです。

色々出てくる歳頃、覚悟をしているつもりでも、いざとなるとハラハラ。
ボンいものためにも気張らなくてはです。
その時には辞書も味方につけよう。

お読みくださりありがとうございますニコニコ