いつか書こうと思っていた、コンゴウの割に地味めでマイナーな種「ヒメコンゴウインコ」について。
迎える前に色々調べましたが、情報が乏しくイマイチよく掴めなかったので、いつかどこかでヒメコンゴウインコを迎えるか悩んでいる方の参考になればと思い綴ります。
乏しい情報のなかでよく書かれているのは、
・色が地味(ルリベニと比べたら皆地味だと思うが)
・飼い主オンリーワン(鳥がオンリーワン??)
・それはそれは忠実で、待っててねと言ったら何時間でも待っている(どういうシチュエーションじゃろか)
・金切り声
このくらいしかわかりませんでした。
実際暮らしてみて、
・地味→翼の中にそこそこ鮮やかなブルーと赤を隠し持っていた。
・オンリーワン→その通り。
・忠実→確かにいつまでも待ってはいるが、忠実というよりどうしていいかわからず思考が止まっているだけのように見える。
・金切り声→声量はあるが、コミドリやメキシコインコ系のような耳に刺さる金切り声ではない。
無駄鳴きはなく、何か言いたい時だけ口のゴム部分を最大限伸ばし吠える。
笑えるほど伸びるゴム部。
成長がゆっくりだしヒナの時はボーッとして扱いやすくても、決して成鳥になってからもそのままではないことを念頭に。
南米鳥は、明るく賑やかであっけらかんなタイプが多いイメージですが、ヒメコンゴウインコはちょっと変わってるなぁ(難しい時がある)と感じます。
1.感情の変化が突然で機嫌に左右される
2.行動に一貫性がない
3.絶対オンリーワン主義
難しいと感じる理由はこんなところです。
甘えてたのに突然ブチギレるとか、よくあります。
微妙な気圧の影響か!?と思うくらい。
手の傷は絶えません。
オンリーゆえ、その人以外は噛まれると血が出ます。すぐ離すので。
逆にオンリーの対象者は、噛まれると血は出ずアザになります。じっくり噛むので。
腕の中で度々切れる血管さんには申し訳ない気持ちになります、、、。
でも行動と思考を見抜けば、なるべく回避することは可能です。
攻撃したくて噛むよりも、つい口が出てしまった事故的なことの方が多いです。
しかしこれらの難しさを凌駕するのは、
「とんでもない面白さ」です。
行動に一貫性がないので、突然宇宙と交信し始めたりします。
ジーーーツと一点を見つめ、、、
かと思ったら酔っ払いの千鳥足で部屋中を駆け回ったり、
わけのわからんことをウホウホ喋り始め、
突然、ウポーーーーッッ!!!と叫んでみたり、
次の瞬間には頭ボワボワであくびしながらセルフマッサージ、
そして木をかじり始め、
熱中しすぎてごはん食べるのを忘れたまま日が暮れます。
繊細さに欠け、飛んで降りたらおでんの玉子に乗っちゃったり、人の頭にドーンと激突してきたり、そこそこハチャメチャです。
床へ放り投げた物:鍋、フライパン、スマホ、スタンドに乗る兄貴など、数知れず。
夕暮れ時の様子です。
訳
ゔーーー
ゔーーーー
あーーーー
カチッカチッ
ゔぉーーーうぉぉあ
よいっしょ
おこ〜(おこめのこと)
カチカチカチ
おこ
ハロちゃん
おこ〜〜 うぉ〜 を〜 を〜
ワン!ワン!
ゲコゲコゲッ
ハロ〜ハロ
寝ている時以外はこんな感じです。
きっとこれを読んでくださっている全国のヒメコンゴウインコ主さんちも、似たようなものだと想像します。
②へつづく