本日は学生チームの資金源について紹介しようと思います。
みなさんは人力飛行機を一機製作するのにかかる費用はいくらくらいだと予想されますか?
人力飛行機にはCFRP(炭素繊維複合材料)や断熱材(スタイロフォーム)、発泡スチロールなど様々な材料が用いられています。
断熱材や発泡スチロールは安価でありCFRPが唯一高価なものであるためせいぜい100万円程度で製作できると考える方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、その考えは半分合っていて半分間違っています。
結論から申し上げますと人力飛行機を製作するのにかかる費用はなんと300万円〜400万円です。
(当然ですが、前年度の部品を再利用すれば費用はその分だけ抑えることができます)
発泡スチロールひとつ取ってみても人力飛行機を製作できるような大きさだと数万円かかることが多いんです。
CFRPを新しく発注するともなるとそれだけで100万円程度かかることもざらです。
どのようにして学生たちが人力飛行機の製作費用を捻出しているのかはチームによって色々ですが、大学からお金を出してもらっている場合 or 学生がアルバイトをして自分たちで負担している or クラウドファンディングの3択である場合が多いです。
- 大学から一部の製作費を出してもらっている場合
大学の学生プロジェクトの一環として行い、大学からお金を支援してもらう代わりに地域貢献活動などを行っているチームもあります。
- 学生がアルバイトをして自分たちで出し合っているパターン
学生がアルバイトをして自分たちで製作費用を賄っているチームもあるようです。かなり有名なのが日本大学の食堂バイトでしょうか。もちろん他にも自分たちで全て負担しているチームもあると思いますが自分たちで出し合っているチームは本当にすごいと思いますね。
- クラウドファンディング
最近ではクラウドファンディングにより資金を集めているチームも増えてきました。恐らく、コロナウイルス蔓延等による部員の減少がその要因であると考えられます。このブログでも何回か紹介している浦和高校や東北大学、室蘭工業大学など他にも多くのチームが実施しています。
今後はクラウドファンディングを行うチームも増えてくると思いますので私も微力ながら応援したいですね。
あと2ヶ月半ほど過ぎたら鳥人間コンテスト2025の出場チームが決定していきますので楽しみですね。
それに向けて私も鳥人間コンテストの魅力を少しでも多くの方に伝えられるように発信をしていきたい所存です。
みなさん応援よろしくお願いいたします。
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