皆さま、こんにちは。
ネイタルチャート(出生図)に
散りばめられている天体のアスペクトは、メジャー・アスペクトで詠んでいくことが殆どですよね。
メジャー・アスペクト
・コンジャンクション(合・0度)
・オポジション(衝・180度)
・スクエア(矩・90度)
・トライン(120度)
・セクスタイル(60度)
・インコンジャンクト(150度)
メジャーアスペクトのエネルギーは肌で感じやすく、特にハード・アスペクトであるコンジャンクション(ハード&ソフト)、オポジション、スクエアは顕著です。
ソフト・アスペクトのトラインやセクスタイルはほぼ無自覚に備わっているもの、自然にうまく機能している、特技のような感覚でしょう。
インコンジャンクトというアスペクトは出生図に持たないケースもありますが、持っているとかなり肌感覚や実感がありますので、私はメジャー・アスペクトに入れています。ハード・アスペクトです。
どのアスペクトもお互いの天体同士のエネルギーが関係を作り交流することで人生の経験を生み出していきます。出来事や事件を生み出すといっても良いでしょう。
以前、クライアントの方から
「アスペクトは少ないよりも多い方が良いのでしょうか?多い、というのは何個以上を言うのでしょうか?」というご質問を頂いたことがありました。
多いとそれだけ人生上で多彩な出来事が多く生まれたり、学ぶ経験が多いと言えそうですよね。
天体のハウスへの散らばり具合により
多彩なフィールドや時期でそれがなされるか、ある特定のフィールドや時期で行われるかの違いもあります。
過去からのルーツに沿って、今世では本人がこの青写真で生きると決めて生まれてきているという視点で見ると、アスペクトが多い方が良いとか、少ない方が良いという判断はなされなくなるのではと思います。
ハード・アスペクトの中でも
オポジションという180度で天体同士が向き合う角度は「表現欲求」があると言われます。
真向かいに向かい合う天体同士は
常に相手に向けてエネルギーを放出し
受け止めていて、伝え合い、表現し合い、補完し合い、時に葛藤や反発し合い、調整し合い、最後は調和へと向かいます。
私自身は、自分の出生天体同士にオポジションのアスペクトを持ちません。
ドラゴンヘッドやアセンダントなどの感受点やキロンなどの小惑星を入れれば形成されます。
確かに、自分の考えを強く主張したり
表現することには、それほどこだわりがないように感じています。
何か作品を作って表現したり、自分自身を見せたい!という欲求よりも、こうして日々書いたり、講座をやったりして、人々の中で何かについて一緒に分かち合うのが好きです。
自由にそれができる環境にいたいという欲求は強くあります。
ただ、表現することには変わりないですし、なぜこうもやり続けているのだろうというと、あるマイナー・アスペクトが働いているのだろうと思います。
クインタイル(キンタイル)という
72度のアスペクトです。
クインタイル・72度は
360度を5分割してできる角度です。
この拝借した画像だと青い線です。
120度のトラインと60度のセクスタイルの中間的な印象で、ソフト・アスペクトに入ります。
実は、このクインタイル
最も気に入っているアスペクトです。
創造性(クリエイティビティ)を表し
アイデアを形にしたり、表現したり、遊び心があったりと、自分の視点で創意工夫しながら表現する働きを持ちます。
どの天体同士がクインタイルを形成するかで様々な働きや意味がなされますが、私は出生図にクインタイルを4つ持ちます。
・太陽ー海王星
夢・理想・直感をもとにする生き方
・月ー冥王星
創造的で豊かな感情表現
・水星ー火星
創造的な知的活動
・火星ー木星
アイデアを社会で実践する
行動で示す機会を創る
創造的実践
創造的に・・・という言葉が羅列されました。日頃から好きな言葉なのでつい嬉しくて無意識に出てしまいました(笑)
クインタイルのオーブは1度です。
作用の強弱でいうと、コンジャンクションやトラインなど、メジャーアスペクトよりは穏やかな働きかけだとは思いますが、自分で工夫する意志が宿ると見なすと納得できます。
さらに、このクインタイルを倍にした角度、144度のバイクインタイルというアスペクトもあります。クインタイルとほぼ同じ作用で、より穏やかに働きかけます。
私は土星ー天王星がこのアスペクトで関わっていますので、古きを新しくする、改良すること、新しいルールを持ち込むことには抵抗がなく、むしろ楽しめます。
さっさと着手すれば出来そうですね(笑)
自分の出生図の天体同士で、私のようにメジャーアスペクトで持たない角度があってもちゃんと自分の中で葛藤なく機能している、という感覚があれば、マイナー・アスペクトが支えているのかもしれないですね。
さらに、天体が入っていない、空っぽのハウスについても考察すると面白いです。
私はずっと講座活動をしていますが
人々が集う学び場的な3ハウスや11ハウスには天体がなく、空っぽです。
もともと、講座をすることには興味がありませんでした。
書くことも、伝えることも、興味がないどころか、苦手意識さえありました。
ですが、携わる機会が巡ってきて、
実際にやってみたら緊張したけれど、楽しかった。
経験のおかげか、講座をすることは好きですし、抵抗がありません。
逆に、こだわりがないとも言えます。
だからスッと出来るのかもしれません。
あとはやはり
クインタイルの恩恵かな
空っぽのハウスは
天体がないから機能しないのではなく
そこは普通に出来るということ。
天体が入っているハウスの方が
むしろ学びと成長があるはずです。
マイナー、空っぽ、持たないエレメント。
今一度、目を向けてみるとそこに自分の特技になり得る性質が宿っているかもしれないですね。
クインタイル、バイクインタイルの
アスペクトはastro.comのホロスコープ無料サイトで作成するとアスペクト表の中に出てきます。Qがクインタイル、BQがバイクインタイルです。
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