皆さま、こんばんは。
軌道、ルート、道筋。
惑星も衛星も、必ず周り続ける軌道を持ちます。
空を移動しながら、時に移動方向を変えるように見えることもありますが、
軌道から外れることはありませんし、止まることもありません。
私たちにも、「軌道」というものを持っているかのように見えます。
親から与えられたもの。
受け継ぐもの。
生まれる前から決められている役割。
これらは、一見、与えられているものだから、その軌道から外れることはできない。
そう思えるかもしれません。
周囲が進む軌道に合わせていくもの。
自然にそのようなものだと思っているもの。
過去からずっと続いているもの。
世間一般的、常識的、通常的に見てそうだから、選ぶもの。
このような軌道を選ぶことが殆どなのかもしれません。
天体が軌道から外れることがないのに対して、私達は、生きる上で何度も最初に選んだ軌道から外れたり、離れたり、止まったり、実際に方向を変えたりしながら、いつだって新たな軌道を選ぶことができます。
独自の軌道を幾つも自分で作ることができます。
私達と天体が同じなのは、どのような軌道であっても、生命が絶えるまで、常に周り続けていることですよね。
止まっているように見えても、
緩やかに毎日動いています。
もし、別の軌道を選ぼうかどうしようか迷っている時に、軌道から外れる怖さや不安で、私達は圧倒され、打ち負かされてしまい、決める前に、未来に希望を抱くことさえできないこともあります。
今の軌道を周り続けても、その先に希望を見出すことが出来ないと感じていてもです。
自らの手で創る喜びは、私達人間に備わっている本能的な喜びなのかもしれません。
私達人間には思考がありますから、
自ら決めていきたいし、好きなものを自分で選びたいはずです。
その作業をやめてしまうことは、ただ与えられた軌道をぐるぐる周り続けていること。
私達が試行錯誤しながら選び、周り続けてきた軌道は、どの軌道も輝く軌跡として残り続けます。
私達にも軌道は必要ですが、ひとつだけではありません。独自の軌道を作ることが出来ます。
いつでも軌道は変えられるし、
方向を変えることも出来ます。
常に周り続けているのは、天体も、私達も、同じです。
自由へ…(*^.^*)