2024.2.25 奈良市 菅原天満宮 参拝記

梅の花と菅原道真公にまつわるシリーズ その2 奈良市の菅原天満宮を参拝し、道真公 命日2月25日の祭礼 「おんだ祭」 を見物してきました。

菅原天満宮(すがわらてんまんぐう)。
奈良県奈良市菅原町 1-15-1 に鎮座。

祭神  天穂日命、野見宿祢命、菅原道真公

当地は 平城京 の西に位置し、「菅 すげ」の自生する草原であったことから「菅原」の地名になったと言われ、この地を本拠地とした 土師氏支族(後代の 菅原氏)が その祖神を祀ったことが始まりと推測されている。 創建は不詳だが、延長5年(927) 成立の 延喜式 神名帳 に大和国添下群に「菅原神社」が 式内社に列して記載されている。

 

当社の南東に 東大寺大仏殿 の試みの寺 とされる 喜光寺(菅原寺)が建立されるとその鎮守社となり、明治維新の神仏分離により喜光寺から独立して「菅原神社」となり、平成14年(2002) に 「菅原天満宮」 と改称された。

 

平安時代の文人政治家 菅原道真公 を祀る日本最古の天満宮。 道真公は、この付近を本拠地として垂仁天皇に、天皇崩御の際に従者が人柱として殉死する代わりに埴輪の採用を勧めた 野見宿祢 の子孫といわれる。 全国に菅原天満宮や神社が多いがここの菅原天満宮は菅原家発祥の地にあり 道真 生誕地に近いことから、京都・北野天満宮、福岡・大宰府天満宮 などと共に別格の存在。

 

 

 

鳥居を潜って入ると境内。

その左に 手水舎、さらに 筆塚 が建つ。3月20日に 筆祀り・筆供養 が行われる。

 

 

 

 

鳥居の正面が 拝殿、その奥に 本殿 が建つ。右側にある社務所で御朱印や授与品が授けられる。

 

 

 

境内に入った右に、道真 が牛に乗って大宰府に流れたという故事に因んで境内に七体の牛の像が祀られている。

提灯や軒瓦にも 神紋 の梅のマークが施されている。

 

 

 

拝殿の右庭園で 盆梅展 が開催されていた。(2月4日~3月3日)

 

 

 

 

また本殿の右奥に梅林があり、早春には辺りに梅の香りが漂う。

盆梅展も この梅林も花はかなり散ってしまって、一週間前が見ごろであったと氏子さんから聞いた。

 

 

 

新年祭・おんだ祭

拝殿内で祈年祭が行われた後、拝殿前の左広場で、道真公 の命日 2月25日に おんだ祭(田植祭) が催行される。

神職が祝詞を奏上し、翁や牛による田植えの所作を行うことで 五穀豊穣・家内安全・子孫繁栄を祈願する祭事。

 

 

 

この日 雨が降り続く中 コミカルな田植えの所作 8場面の演技が奉納され、演目ごとに 参拝者から 「おひねり」 が会場に投げ入れられる。

 

 

 

1時間あまり行われた おんだ祭の中から、撮影した動画を 切り、繋ぎ、短縮 して私勝手に編集しました。悪しからず!

 

< 完 >

 

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