注文していた FOSTEX FE83En スピーカーユニットが昨日到着しました。
大変に人気のあるユニットで、注文のタイミングによっては入荷待ちとなります。
スピーカー製作の前に、自分にとっての理想のスピーカーを定義すると、
聴いていて、とても心地良く、楽しい気分になれるスピーカーです。
具体的にどのような音をそう思うのかというと、
躍動感とスピード感がある
ボーカルに艶がある
定位がしっかりしている
そしていつまでも聴いていたいと思える (ニアリーイコール 聴き疲れしない音 )
そんなところです。
では、実際に FE83En ユニットを使った自作スピーカーの代表的事例を調べてみましょう。
①密閉型 長岡鉄男氏設計 BS-88
故長岡氏の設計した超ミニブックシェルフ型スピーカーです。以前、私もP800Kユニットで製作しましたが、とてもお気に入りです。小さいながらも音に躍動感があり、いつまでも聴いていたい音です。ニアフィールドリスニングに最適。
②バスレフ型 長岡鉄男氏設計 BS-8
これも長岡氏設計の小型バスレフ型スピーカーです。特徴については、音工房Zさんに詳しく書かれております。こちらもニアフィールド向き、クラシック等の大演奏の再生にはあまり向いていないそうです。
③バスレフ型 FOSTEX推奨
内容積約6ℓ、ダクトのfd 90Hz、低音の量感と定位の良さがあり、万能型とのこと。
④ダブルバスレフ型 FOSTEX推奨
第一ダクトのfd 127Hz、第二ダクトのfd 60Hz、バスレフよりも低音が出る設計。この推奨箱は、共立プロダクツさんより、WP-709DB-F2という商品名で販売されているようです。作成した方のブログを拝見すると、どうもその方は好みの音ではなかったとのこと。
⑤ダブルバスレフ型 高速化事業部さん設計
ネットで「FE83En ダブルバスレフ」で検索すると、真っ先にヒットします。FOSTEX推奨箱よりも、一回り小型で作りやすそうです。ダブルスリットタイプなので、板取も楽そう。容量約6ℓ、第一ダクトのfd 140Hz、第二ダクトのfd 80Hzの設計だそうです。有名なスピーカー設計フリーソフト sped で周波数特性を見ると、100Hz近辺のなだらかな凹みと、200Hz近辺の急な窪みが少し気にはなりますが、数値と音とは必ずしも一致しないので、聴いてみないとわかりませんね。
⑥バックロードホーン型 長岡氏設計 D-83 フラミンゴ
長岡氏といえば、自作スピーカー製作における神様のような存在であり、バックロードホーンとFOSTEXユニットの組合せによる傑作スピーカーを幾つも発表されました。以前、わたしも、長岡氏設計の FOSTEX FE103En を用いた バックロードホーン バッキーD-10 を製作しました。音工房Zの大山さんと同じことを言うようで恐縮ですが、このスピーカーの音を聴いた感動が、わたしも自作スピーカー愛の原動力となっています。
音工房Zさんによると、D-83については、低音に少し癖があるものの、女性ボーカルは抜群、定位もとても良いそうです。
⑦バックロードホーン型 長岡氏設計 D-88 スーパーフラミンゴ
これまた音工房Zさんによる評価の引用になってしまいますが(自分で製作していないので、信頼できる方の情報が頼りになります)、FE83系列のユニットを使ったバックロードホーンとして、ほぼ完成形といえる出来のようです。ただ、惜しむらくは大きく、形も独特で、私の六畳間には少し納まりきらないかもしれません ( 既にD-10 バッキーもありますし)。本当にフラミンゴのような形をしていますし。
以上、私が調べた代表例です。これ以外にも諸兄皆様による幾つもの素晴しい製作事例があるとは思いますが、とりあえず、この中から自分の理想に近いものを選択したいと思います。今の気持ちとしては、FE83Enの長所を素直に引き出せる 密閉型 が良いかなぁ。なんて思っています ( 以前はダブルバスレフに固執していたのですが・・・ )。
次回は、手元にある、自作スピーカー3種類に、FE83Enユニットを取り付けて、試聴してみたいと思います。
ではとりあえず今回はここまで。
