僕がその場所に行くと
すでに多くの人が集まって
今か今かと待ち構えていました
王様の命令で罪人を
公開処刑するというのです
しかもその罪人は
数々の悪行を重ねてきた極悪人
見物人の中には
処刑を望まない人がいないほどでした
皆が罪人に向かって石を投げ
罵声を浴びせる中
いよいよ死刑処刑人が現れました
それはそれは大きな大男
大きな斧を持ち
顔が分からないように
仮面をつけていました
大男が死刑台に上り
大きな斧を振り上げると
皆が一斉に雄たけびを上げました
でも、その瞬間
処刑人の動きが止まりました
よく見ると、罪人が涙を流していました
今更、何を・・・
皆がそう思いました