コジュケイの番(つがい) | 鳥風写画

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文字通り、鳥と風景の写真や絵の紹介です。

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 昨日ちょっと広い公園に鳥見に行ってみると・・・、
 人が少なく気持ちが良かったのですが、鳥もさっぱりです。
 山の夏鳥たちはもうほとんど通過してしまい、時間帯も良くなかったので、囀る鳥もいません。それでもエナガの群れに出会ったので、それをやや遠くから眺め、もう帰ろうかと思った時、この公園のはずれに人がほとんど通らない小道があることを思い出しました。そこなら何か野鳥がいるかもしれない、と思って、行ってみると、草むらに茶色い動くものが・・・。最初は子猫かと思いました。この辺りは野良猫が何匹もいるので、その子供に見えたのです。ところがよく見るとそれはコジュケイでした。じっと見ていたら、一羽の後をもう一羽後を追う鳥が・・・、 番のようです。
 私との距離があまりないので、コジュケイはこのままではさらに草むらの奥の方に行ってしまいます。それで見通しの良いところに出てくれるのを期待して、私は少し離れたところに移動して待ってみました。すると、予想通り、そのコジュケイが小道に出てきてくれたのです。
 まずはオスのコジュケイがかなり慎重に辺りを伺いながら現れたのです。

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コジュケイ♂            クリックで大きくなります。

 なんでオスだと分かるのか?
 それはあとで説明します。

 続いて、メスはまったく警戒しないでスーッと出てきました。
 大きさや模様は最初の一羽とほとんどかわりませんが、たぶんメスです。

イメージ 2
コジュケイ♀             クリックで大きくなります。

 近い種類のキジやニワトリでは雌雄で大きさや姿が違うので、簡単に見分けがつきますが、コジュケイは遠目では全く同じに見えてしまいます。
 しかし、見辛いですが、オスにはケヅメがあるので分かります。また、気のせいかオスは険しい目つきで、メスは優しい目つきのような気もします・・・まあこれはあてになりませんが・・・

 その最初のコジュケイの別の写真の足元を見ると、こんな感じです。

イメージ 3

2羽目の方は、ケヅメがないので、たぶんメスでしょう。
この番は数年前からこの付近でときどき見かけますが、雛を連れているところは見たことがありません。ひょっとしたら、近くにいる野良猫のせいで、繁殖に失敗しているのかもしれません。その他にも、ヘビやイタチ、タヌキもいるようですので、野鳥が繁殖するのも大変なのですよね。
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