ちょこっとあらすじ
とある森の奥深く。
夫とドライブ中にガス欠に陥り、ガソリンを買いに行ったまま戻ってこない夫を探していたサマンサは、1軒のキャビンにたどり着く。
するとそこに、同じように車のトラブルに見舞われた青年トムが出現。
さらに、今度はジョディという女がやって来る。
ジョディは恋人と強盗をしてきたばかりで、なぜキャビンにたどり着いたのかわからないという。
3人は助けを求めに森を出ようとするが、いつの間にか同じキャビンに戻ってきてしまう。
さらに、3人がやって来たのはそれぞれ別の場所や時代であることが判明する。(映画.comより)
感想
森の中に迷い込んだ出会うはずのない3人の見知らぬ男女を待ち受ける奇妙な運命を描いたSFサスペンス。
えっ?!
なに?!
どーゆーこと?!
何故なの…いつものキャビンに辿り着く?
てか、今、いつ?!何年?!
えっ異次元?
繋がって…
えーっ…、どこに着地するの…
出演はトム役にクリント・イーストウッドの息子のスコット・イーストウッド。そしてジョディ役に「シャーク・ナイト」のサラ・パクストン。更にサマンサ役に「ファンタビ」シリーズのキャサリン・ウォーターストーン。ってプチ豪華な顔ぶれか…?!
そしてB級感プンプンだけど…、拾い物です。B級感漂う低予算作品なので、セットや美術が少々安っぽいのはご愛嬌ですが、緻密な脚本で伏線の回収も拾いもれなく、しっかり回収して、最後までどう着地するのかな?ってワクワク
ちょっとしたボタンの掛け違いで人生は全く180度、違ったものになってしまう。今が過去なんだから、やり直せるチャンスとばかりに、やり直して、幸せになろうとする。
祖先の歴史にメスを入れ、果たしてこの一族(これぐらいは言っていいよね?)は幸せを掴むことができたのか?
これは絶対的に予備知識を入れずに観た方が楽しめる作品だと思います。
今はこの手の作品って結構、出尽くしてる感はあると思うけど、本作は2011年製作。10年前の作品なので、斬新とは言わないけど…
こういう掘り出し物があるから映画って面白い
原題『Enter Nowhere』