ちょこっとあらすじ
インドで孤児たちの救援活動に人生を捧げるイザベルは、施設の維持費を集めるために日々駆け回っていた。
そんな彼女のもとに、多額の寄付の話が舞い込む。ただし、メディア会社を経営する支援者のテレサにニューヨークまで会いに行くのが条件だ。
話をまとめて一刻も早く孤児たちの元へ帰りたいイザベルを、娘の結婚式に強引に招待するテレサ。寄付金のために渋々出席したイザベルは、テレサの夫を見て驚愕する。
それは21年前、イザベルが18歳の時にいさかいの果てに別れた恋人、オスカーだった。さらに、目の前の新婦グレイスが、オスカーとの間にできたイザベルの娘だと気づく。
結婚式への招待状をきっかけに明かされる、家族の衝撃的な〈真実〉と、新たな〈秘密〉。この日を境に、彼女たちの人生は予想もしない未来へと転がっていく──。(公式サイトより)
感想
スザンネ・ビア監督の『アフター・ウエディング』のハリウッドリメイク作。
オリジナルとは男女が逆になっているシナリオで、マッツ・ミケルゼンが演じていた役をミシェル・ウィリアムズが演じています。
大事なものを守る為に、なにかを選ばなければいけないとしたら?
うわぁー、キツイな…
血の繋がり、血の繋がりのない関係…
スザンネ・ビアはいつも心の内をえぐりような描き方をする。ってオリジナルの『アフター・ウェディング』を観て思っていた。
オリジナルがすごく良かっただけに…
予告編を見ていて、ジュリアン・ムーア×ミシェル・ウィリアムズ共演ということで、すごく期待値が高まってしまっていた。
ジュリアン・ムーア×ミシェル・ウィリアムズ
キャストはすごく良かったけど、娘のグレイス役のアビー・クインがふたりの娘って思えない顔立ちで、ちょっと違和感。なんとなくそれもあって入り込めないまま…
元カレと養子に出したはずの娘が突然、目の前に現れる…
動揺する
今は贖罪の意味なのか、孤児院の運営をしているイザベル。
そんなことをしても子供を捨てたことは許されない、みたいなことを言われる。
イザベルの選ぶ選択は…?
実の子か?実の子同然に過ごしてきた孤児か…?
夫、妻、娘、そして娘の実の母親である元カレ…
繋がりはじめた運命の行方は…?
言い方は悪いが…
罠に嵌る側と
嵌められた側
残る側と
残される側
どちらも辛いことだけは確かだ。
原題『After the Wedding』この原題のままでよかったのではないのか?って思わないでもない…邦題の『秘密への招待状』って…、なんかね…
監督のバート・フレインドリッチはジュリアン・ムーアの旦那です。
ジュリアン・ムーアとバート・フレインドリッチ監督がオリジナルに惚れ込んで製作、豪華キャストでハリウッドリメイクした。好きなモノは好きなだけに、留めておいた方がいいのかな?と思った。
2021.2.18 TOHOシネマズ日比谷シャンテ