2/15試写会にて鑑賞。大分、遅くなっちゃいましたが…。スイマセン…、当ててくださったトーキョー女子映画部さん
ちょこっとあらすじ
人生の終わりを見据えた嫌われ者の老婦人と、始まったばかりのキャリアに悩む若い女性記者が、世代を超えて育む友情を描いたハートフルストーリー。マクレーンとセイフライドはともに製作総指揮も務めた。ビジネスで成功し、何不自由ない生活を送ってきた老婦人ハリエット・ローラーは、80代になって孤独と死への不安を抱くようになり、自身の訃報記事を生前に用意しておこうと考える。地元の若い新聞記者アン・シャーマンに記事執筆を依頼したハリエットだったが、わがままで自己中心的なハリエットを良く言う人は誰もおらず、出来上がった記事は理想とはほど遠い内容だった。そこでハリエットは「最高の訃報記事」ができるように自分を変えることを決意。愛され、尊敬される人物になるよう奮闘する。そんな何事にも強気なハリエットと正反対な性格のアンは、しばしば衝突するが……。(映画.comより)
感想
カンタンに言うと、最低な老婦人へ、最高のお悔やみ記事を作ることが出来るのか?ってことなんだけど…。
作家希望で、生計として、新聞の訃報記事を書くライターと、嫌われる者の富豪の老女の心温まるヒューマンストーリー。
最初は、ホント、嫌なクソババだったシャーリー・マクレーン演じるハリエット。シャリー・マクレーンは、ホント、こういう役、巧いな。そして新聞の訃報記事ライター役にはアマンダ・セイフライド。このふたりの世代を超えた友情みたいなのを描いていて、ちょっと涙腺が緩みます。
完璧主義者のハリエットは、作ってもらった自分の訃報記事を読んで愕然とする。
なんで?
だって
こんなんぢゃ、死んでも死に切れない
自己チューで、口も悪く、人のことをけなしてばかりで、そんなんだもんだから、彼女のことをよく言う人間なんているわけがない。
ってことで、自分の訃報記事をステキなものにする為に奮闘する。
その過程がコミカルだけど、最後はホロっとさせ、なんともハートウォーミング。
やりたいように生きて、よい訃報記事を書いてもらい、うーん、よい人生だったよね。って思える、そして、コレって理想の終活???
終活モノだけど、湿っぽさや悲壮感もなく、後ろ向きになるのでもなく、カラッと賑やかで、夢や希望、愛が詰まっている。
本作では、友人知人関係者に取材して、訃報記事を書くんだけど、一般人でも、向こうでは、訃報記事(お悔やみの記事)書くのに、こんな取材するの?日本だったら、ある程度、著名人だったらわかるんだけど…、一般庶民にはありえないよね。って思った。
【68点】
2018.2.15 ニッショーホール 試写会(トーキョー女子映画部)