真白の恋
見た目にはそれとわからないが、真白には、ごく軽度の知的障がいがある。
日常生活に支障はなく、現在は父の営む自転車店の店番をしたり、
飼い犬の世話をしたりと、元気に暮らしている。
ある日、兄の結婚式で神社を訪れた真白は、
東京からやって来たフリーカメラマン、油井景一に出会う。
真白の、生まれて初めての恋。
応援する人、心配する家族。
その中で真白は何を感じ、どう成長していくのか…。
自然豊かな富山に暮らす、ひとつの家族の、「優しさ」と「葛藤」を描く。
この映画が、あなたの心に響くことを願って。(公式サイトより)
真白の気持ち、親の気持ち、身近で見ている従兄弟の気持ち、それぞれの気持ちが分かるから、辛いな…、切ないな…
真白は軽度の知的障害者だ。
知的障害者だって、普通の人間だ。
普通ではないのか?
普通だろ?
てか、普通って、なに⁈
淡い恋心だって、そりゃ、するさ。
でも親は心配…
うーん、分かるけど…
現実との葛藤…
切ない…
けど…
最後は清々しい。
がんばれ、って…
応援したくなる📣📣📣
ロケ地の富山の真っ白な風景に、主人公・真白のピュアな心がリンクして、透明感のある作品に仕上がっています。
しみじみジーン
ダブルミンツ
「女を殺した―」ある日突然、壱河光夫(淵上泰史)の携帯電話にかかってきた高圧的な声の主は、高校時代の同級生で、今はチンピラになっている市川光央(田中俊介)だった。すぐに光央のところに向かった光夫が目にしたのは、車のトランクの中に横たわる光央の彼女の麻美(冨手麻妙)の姿だった。 イメージ高校時代に出会った同じ“イチカワミツオ”の音の名前を持つ二人。光夫(川籠石駿平)は冷酷で高飛車な光央(須賀健太)と、下僕として主従関係を結ぶこととなるのだった。 そして数年を経て、衝撃的な再会をした光夫と光央。かつての隠微な記憶が忘れられない光夫は、逆らうことなく共犯者となり、森の中に穴を掘って麻美を埋める。光央が麻美としていたペアリングとともに・・・ 時が経って、自分のしたことが怖くなってしまった光央はあっさり警察に自首。警察は埋めた場所を捜索するが、何も出てこない。取調べで、虚言を吐いたと叱責される光央の前に現れたのは、一匹狼で光央が出入りしている暴力団を監視している、マル暴の中岡刑事(高橋和也)だった・・・。 この事件をきっかけに、光夫と光央の関係は、やがて高校時代の主従関係でない、新しい形の関係へと姿を変えていく。そして警察だけでなく、光央のボスである佐伯(小木茂光)も絡み、二人はやがて取り返しのつかない犯罪の姿へと落ちていくのだった・・・
いきなり『女を殺した』と電話がかかってくる…
ミツオからミツオへ
高校で出会った同姓同名のふたりのミツオ。
その、ふたりのミツオが、どんどん、おかしな方向に…
主従関係から、最後、純愛へと昇華。
その過程が、その変遷が、見どころです。
一方のミツオの気持ち、想いと、もう一方のミツオの気持ちと想いがシンクロしちゃうのかー?!
原作未見。
早い話がBLなんですが…
でも、それだけではなく、ヒューマンだし、男同士の友情モノだし、いろいろな要素がぎゅっと凝縮されていて、バットエンドとも違うし、かと言ってハッピーエンドでもないし、でも、ふたりを応援したくなる。
痛いシーン多いし、ちょっとエロいし、だってことR15だもんね、殺人事件は起こるし、ヤバイし…
でも、
えーっ、
なに?
って引き摺りこまれます。
物語は現在から、高校時代に遡り、そこでの関係が、今もって続いていて、えーっ、そんなことで?って思うけど、そういうことだったんだよね、って観終わるとわかる。
それも、全部、引き受ける的なラスト…
少々、あと味悪いかもしれないけど、わたしは好きです。