先日、藤田社長の「ネット業界版 プロデュサーの定義」を一足先に読んで、自分の中でも抽象的だったり断片的だったネットビジネスにおけるプロデューサーの仕事というのが、整理されて理解が進んだ気がします。


$渋谷で働くTMN代表のアメブロ


中でも「プロデューサーはユーザーの代弁者」という言葉がとても刺さりました。


様々な側面から語られるプロデューサーの役割を一言で的確に言い表してると思ったからです。


そして、プロデューサーがその役割を果たすためには、ユーザーの気持ちを知ることが何より大事だということになります。


そこで、改めて、ユーザーの気持ちを知るということはどういうことかを考えてみると、3つのステップで整理すれば分りやすいのではないかと思いました。


1つ目は、ユーザーについての情報を得ることです。これは、アンケートやリサーチや、ネットならアクセス解析などで分るユーザーの行動や傾向を示す情報です。


例えば(作り話です)、ゴールデンタイムの番組視聴の決定権は家庭の主婦が持っていることが多く、最近はクイズバラエティなどが好んで見られている、みたいな話しです。


2つ目は、その背景にあるユーザーの気持ちを知ることです。


例えば、主婦がクイズバラエティを好んで見るのは、一緒に番組を見ている子供に安心して見せられるから、普通の番組よりためになりそうだから、みたいな話しです。


1つ目と2つめの話しは、本当は全然違うことを我々に教えてくれています。


ユーザーに関する情報を得ることでそこからテーマやヒントを見つけることはできますが、メディアやコンテンツを作る上で隅から隅までユーザーのことを考えて作られた血の通ったサービスに仕上げるにはユーザーの気持ちを知らないとできないからです。


確かにユーザーはそれぞれ感じ方もその表現も違うものです。それでも、これって多くの人に共通する気持ちなんじゃないかな?っと感じ取る力がとても大事だと思うのです。


そして、3つ目が、ユーザー自身も自覚してない欲求に応えることです。


例えば、クイズバラエティで流れる吹き替えの笑い声は、誰でも良く聞けば吹き替えだと分るけど、それでも挿入されるのはそっちの方が視聴者の反応が良いから、という話しです。


こういうテクニカルな例も、ユーザーの気持ちを知るということの一つであり、ステップとしては最終段階なのかなと思います。


BtoCサービスは、月日をかけて一つのサービスを作り上げていくため、ユーザーの代弁者のつもりが気付けばユーザーを置き去りに自分の感覚に酔いしれて開発を進めてしまうことが多々あります。


我々(プロデューサー)は、まず情報に強くなること、そこで様々な知識を吸収した上で、その背景にあるユーザーの気持ちに想像力を掻き立てて、ユーザーにとって何が素晴らしいもので、何がそうではないのか、を徹底的に追求してカタチにできるチームでありたいと思います。