「双極性障害I型の精神薬物療法の進歩 Advances in the psychopharmacotherapy of bipolar disorder type I.」
というのがありました。どんな進歩を遂げたのだろう、と興味津々ですよね。中身の文章は短いので全訳しますね。
双極性I型障害の薬理学的管理に関する研究は進展し続けている。
2015年から2020年の間にI型双極性障害で実施されたランダム化臨床試験をレビューした。カリプラジン(多分日本未承認)の双極性躁病およびうつ病に対する使用には新たな適応があり、アリピプラゾール(エビリファイ)の長時間作用型注射製剤も双極性障害の再発予防に承認されている。ほとんどのランダム化臨床試験は有効性試験である。
1997年から2016年までの20年間で、リチウム(リーマス)やその他の気分安定薬の使用量は50%減少しているが、第二世代抗精神病薬(SGA)と抗うつ薬の両方の使用量は大幅に増加している。同期間(1990年~2017年)では、障害調整寿命年(DALYs)が1990年の602万人から2017年には929万人と54.4%も増加しており、これは発症率の47.74%の増加を上回るものであり、処方パターンの変化が患者さんの役に立っていないことを示唆しています。さらに、最近の有効性に関する研究では、双極性障害の管理におけるリチウムや他の気分安定薬の精神医学的及び医学的転帰の両方での優位性が引き続き確認されており、I型双極性障害の管理における基礎治療としての役割が再確認されています。
つまり、新しい薬を用いてもよくなるとは限らない、とこの文からは言えそうです。
また、北里大学の宮岡等教授は、悪い医者の例として、すぐに新しい薬に飛びつく医者を上げていらっしゃいます。
但し、「Canadian Network for Mood and Anxiety Treatments (CANMAT) and International Society for Bipolar Disorders (ISBD) 2018 guidelines for the management of patients with bipolar disorder カナダ気分障害ネットワーク(CANMAT)と国際双極性障害学会(ISBD)ガイドライン2018」においては、クエチアピン(ビブレッソ、セロクエル)は躁病相においては、
リチウムと並んで高い評価を得ていますし、うつ病相では、ルラシドンと並んで高い評価を得ています。
僕の場合は、双極性障害と精神科医に診断されて、最初はセレニカ(バルブロ酸ナトリウムの徐放剤)から初めて、それにリーマス(リチウム)を追加、その後セロクエル(クエチアピン)を追加したものの、血糖値が急上昇し、レッドゾーンに達したため、かかりつけ医でもある精神科医はセロクエルを止め、リスパダールにしました。その処方が何年も続きました(今も続いています)新薬である第二世代抗精神病薬(SGA)の多くは血糖値を上げる為、僕は飲めないのです。(リスパダールでさえ、若干血糖値を上げます)薬が多くあるようで、実は限られていると思います。そんな中で新薬が出たからと、それに飛びつきたい気持ちはわかりますが、同じ薬を1年ぐらいはずっと続けて、合う薬を見つけるのではなく、自分の身体が、薬に合うのを待つという気持ちで、僕のような手もあるのかな、と思ったりします。
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