消費税 還付案から軽減税率案導入で良いのか。 | 躁鬱病のサラリーマンの生活日記

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躁鬱病(双極性障害)のサラリーマンの日々の生活日記。毎月22日(夫婦の日)は、妻から私を見た愚痴?等も掲載。

「野田氏「更迭」:還付金案、見送りへ 軽減税率の検討加速」

の見出しで、毎日新聞電子版のニュースが発信されました。軽減税率導入が本当に良いのでしょうか。


僕がそう疑問を呈する1つ目の理由は、世界の国々の軽減税率導入の推移によります。1980年頃、軽減税率を導入している国は約20カ国であったのに対し、現在は、約5カ国に大幅に減少しています。これは、対象とする品目・サービスの切り方をどうするかが大変であり、レントシーキング  が発生する可能性があるからです。

2つ目は、軽減税率の導入は名目は低所得者層への援助ですが、本当にそうなのか、と言う点です。実際の年収帯域別の食費支出は、

総務省統計局の家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯) (平成12年~26家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯) (平成12年~26年)(年間収入五分位階級,世帯人員別)

で例えば、2014年で年収が334万円未満の場合の食費は、年間約65万円と見て取れますが、統計値を用いて説明すると煩雑なので、次のように例えて説明します。

年収300万円の世帯の食料支出が50万円であるとしましょう。食料は必需的な性格が強いので、年収が倍になったからといって、ご飯を2倍食べるわけではないので、年収が100万円増えるごとに、食料支出は10万円増えるとします。この場合、年収1000万円の世帯の食料支出は120万円となります。

消費税率が10%であれば、年収300万円の世帯は5万円の消費税支出で、年収の約1.67%。一方年収が1000万円の世帯は12万円の消費税支出で、年収の1.2%となり、年収に占める消費税負担率は低所得の方が大きくなります。消費税が逆進性といわれる所以です。

この逆進性をなくす為に、食品の消費税率を8%に据え置いたとしましょう。消費税を払わなくて済んだ分だけ、補助金が出たとすると、年収300万円の世帯は、その金額は1万円です。年収1000万円の世帯は2万4000円になります。確かに低所得世帯へも補助をおこなっていますが、高所得世帯へより多額の補助を行うことになります。僕が軽減税率の導入に疑問を呈する理由です。


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