こんにちは、皆さん。お久しぶりです。ブログを書くのは、ちょうど又1年ぶりです。この1年の間にいくつかの変化がありましたが、その中から特に印象に残っている出来事についてお話ししたいと思います。
まず、大きな節目として、私はこの3月で定年退職を迎えました。しかし、驚くほどに日常は今までと変わりません。定年退職というと、大きなライフチェンジを期待する方もいるかもしれませんが、確かに、子会社への出向となったのですが、私の場合はまるで小中学校のクラス替えよりも変化が少ないようにも感じます。日々の仕事の流れや関わる人々も、ほとんど変わりなく続いており、「このままあと何年も働けるのでは?」と思えるほどです。それがいいことなのかどうかはわかりませんが、少なくとも安定した日常を送れていることには感謝しています。
また、ゼミの公式では最後と言われているOB・OG会に参加するという貴重な機会がありました。約10年ぶりのOB・OG会でした。かつての恩師である教授はすでに他界されていますが、OB・OG会には教授のご家族のほか、総勢80名以上のOB,OGが集まりました。会の最後に先生からのメッセージです。と司会が言って、スクリーンに映し出された先生の写真とともに教授の声が流れます。最初は、昔の録音からの流用かな?と思っていたのですが、最近の事柄に関する言及もあり、「あれ?」と。
AIを使って合成されたものだったのですね。3台のパソコンを繋げて、先生の昔の講演やテレビ出演のビデオからの音声データを読み込み、作ったものだそうです。フェイクムービーが世に出てきた当時は、声のフェイクは難しいと言われていましたが、今では、工学部卒でもない人でも、フェイク音声を作れるようになったのか、と驚きました。恩師のこの人工音声を聞きながら、思わず涙ウルウルになりました。
この話を主治医にすると、主治医は驚き、思わずカルテをめくって僕の年齢を再確認しながら「仲がいいゼミだね。卒業してかれこれ約40年でしょ。そんなゼミ珍しいと思うよ。」
父は「ゼミは学部内で最もハードなゼミに入りなさい!」とゼミ選択に関しては、僕に注文をつけました。そのことにも感謝です。
その上京の際に、久々に母校の大学にも行ってきました。僕自身が、メンタル不調になりかけた時、職場の先輩は、メンタル不調の対処方法として、母校に行って、芝生の上に寝そべるのがいい、と言っていましたが、私の就業場所は東京から遠く離れた場所ですので、それは無理でした。でも、本当に母校を訪れるというのは、いいものですね。リラックスできます。大学に限らず、母校が近くにある方は試してみて下さい。
母校の売店へ行ったら、大学水というペットボトルを売っていました。もちろん取水地は東京ではありません。110円でしたので、東京駅で、水やお茶を買うよりも安かろう、と購入して帰りの新幹線で飲んでみました。
美味しかったです。
さて、個人的な健康についてですが、双極症の症状は落ち着いており、再発することなく過ごせています。病気と向き合う中で、人間としての感受性や精神的な強さが試されることもありました。しかし、ここまで穏やかに過ごせているのは、きっと周囲の支えのお陰でしょう。私にとっての課題は、心の健康を維持しながら、今見つけている新しいチャレンジを続けることです。このチャレンジは、最初はこの程度のことなら、簡単にできるだろう、と思っていましたが、実際にチャレンジしてみると、大変なことであることがわかりました。何度も挫けそうになっていますが、ある人たちには、このチャレンジを行うことを公表しているので、引くに引けません。5カ年計画でやってみようと思っています。
と、いうわけで、定年退職しても、相変わらずやるべきことがあって、ブログを書く時間はなさそうで、更新はやって年に1回ということになりそうです。長文を読んでくださりありがとうございました。