再燃を何度か繰り返していくうちに、症状のつらさのほかに、様々な考えがおよんでくる。回復する見通し、生活のこと、経済的なことなのだ。

いつの間にか、ひとりで重荷を抱え込んでいく。それが悪化する要因である。また、挽回しようと躍起になると、再燃を繰り返えす。治るものも治らない状態になってしまう。

これは自己責任や自己犠牲の心理が強く働いている。「自分でなんとかしなければ」という思いが強いのである。良くなったと感じるのは、あくまで感覚で本当いい状態になっているとは限らない。行動するたびに調子が悪い期間が長くなってしまうものだ。このような危機的な状況に落ちこまないためには、考えを転換する必要がある。

悪いときは休養が原則である。ただ、じっとしていてもどうしようもない心境になってくる。判断や悩みを一人で抱え込んでしまっている。あわてて行動すると、繰り返す。危険な状態にあるのだ。

いままで十分頑張ってきているのだから、ひとりきりではないことを思い出だしたい。ひとりでないことを感じられるようになる。それは、回復に大きく関わってくるのだ。

周りのひとに頼ってみる。依存しているという、悪いイメージがあるかもしれない。しかし、こういう時にこそ甘えてみることだ。弱音を言う、この先の心配ごとをいう。心に閉じ込めてきたストレスを洗い流すには、そうするしかない。

自分の弱さやおろかさは、胸にしまいこんではいけない。どんな小さなことでもいいから、話してみるとわだかまりが溶けるだろう。きっと解決策と快方に向かう方法が見つかるはずだ。

無理せずに甘えてみる。これまで自立した自分を演じてることを止めてみる。弱い自分を出すことが勇敢な行為なのだ。気を休め再燃を小さく抑えるには、一人で抱え込まないで、信頼できる人に甘えてみることだ。



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