うつの身体症状について書きました。

別の記事を書きたかったのですが、今朝からドーンと落ち込みました。

身体症状が多いです。

・目覚めてから起きるのが非常に苦痛。

・こめかみをゆるく押されているような頭痛。

・頭にまわたでもまかれているような鈍痛。

・周囲の音が耳触りになる。

こういうときはヤバイです。

数日で消えるのかうつまっしぐらになるのか気が気でありません。


あらかじめ「落ちてきた」と感じる症状を知っていれば、落ちた状況を早く知ることができます。


うつの経過には前駆期、極期、回復期の3段階があると考えてみます。

再発を繰り返すうつ病の場合には病期(病気である期間)と次の病期の間にある中間期を含めた4段階が1つのサイクルと考えられます。


うつの回復過程では、症状が一進一退を繰り返しながら徐々によくなっていきます。

ただし、双極性障害は突然躁状態になることもあります。



経過

図の中の前駆期と極期のあいだの落ち込み方は急激になることが多いと思います。

前駆期の気分や身体は、以下のような感じになると思います。

・日々フラットとうつをいったりきたり揺れ動く

・気分が徐々に低下するような場合はうつに気づくのが難しい

・目覚めたときのように、突然うつ症状を自覚するようになる


前駆期や回復期の自覚症状を見極まることは、うつの悪化を防いだり、希望をくれたり、落ちていく覚悟(笑)をつくることになると思います。


気分がよい時や普通の時は、気分そのものを気にしないまま過ごします。

ちっとした無理も平気だと思います。


気分や身体症状が「うつ?」と感じるのは突然だと感じています。


気分の上下をモニタリングしていくと、どことなく身体症状が悪くなることを実感できると思います。

少し、前駆期の症状を知って注意するだけで「うつ」の扱い方にアレンジが効くと思います。

「うつ」や気分が下がったということを気づいただけでも、治療は始まっていると思ってください。


前駆期・極期・回復期は下のような状態です。

前駆期

うつになりかかった段階。

心身のエネルギーが低下して疲れやすく、これまで普通にできていたことが次第につらくなってきます。

このため焦りや自責の念が生じ、イライラや不安がつのります。


極期

うつ病のさまざまな症状がはっきりと現れる段階。

この段階になると人に援助を求めない、あるいは求めることさえできないほどのひどいうつ状態に至ります。

多くはこの時期に治療が開始されます。


回復期

治療によって回復に向かいつつある段階。

うつ状態が良くなったり悪くなったりを繰り返しながら少しずつ回復していきます。

この時期で注意しなければならないのは自殺で、極期よりも回復期の方が自殺する人が多いことが知られています。


中間期

うつが完全に回復した段階。

病相と病相の期間を中間期。

再発予防のためにストレスへの対応や心身への配慮が求められてきます。