うちの古代魚問題魚。 | ミノーとキャバと時々おとん

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渓流ルアーにどっぷりはまった魚キチガイ。
ハンドメイドミノー「Quelle(クヴェレ)」を作り、
愛犬キャバリアのモカさんとのんびり暮らしてます。
(キャバ嬢にあらず)
アメブロ移転前のブログ名は「サンゴとキャバと時々おとん」

皆さんは一度はこういう絵を見たことがあるんじゃないでしょうか?







魚類から両生類へ進化していく様子を想像した絵です。



この生物は「肉鰭類」と呼ばれる魚類の仲間で、

鰭の付け根の筋肉が発達し、手足の元になるような骨があります。



肉鰭類はデボン紀(約4億1600万年前~約3億5920万年前)に現れ、

現在でも肺魚やシーラカンスなどがその仲間に分類されています。







肉鰭類の一種であるユーステノプテロンの想像図。



このグループから両生類に進化する者が現れ、

脊椎動物として初めて陸地に上がっていったと言われています。



つまり、私達人類を含む全ての陸生脊椎動物の祖先にあたります。











ところで、皆さん覚えていらっしゃるでしょうか?





うちにもこれの近縁種がいます。

















餌をやってる以外は完全放置状態なアクアテラリウム。



そいつはこの中に棲んでいます。











「やあ」って感じに顔を出したコイツ。



ヘビじゃありませんよ。





ポリプテルス・セネガルスです。





条鰭類の仲間に分類されていますが、

肉鰭類の近縁とする見方もあります。







ポリプテルスもまた肉鰭類と同じくデボン紀に現れ、

両生類に進化する分岐点にある生物と考えられています。



そして、それから4億年もの間ほとんど姿を変えずに生きてきた



ガチ古代魚です。





・・・・・・とまぁ、以前にもコイツを紹介する時に

同じような事書いたと思いますけどね。





ただ、ポリプテルスは分類学的に

いまだその位置付けが確実とされているとは言えない謎の多い魚です。



その特異な形態から、

一時は条鰭類(現存する大半の魚がコレ)からも外れて

腕鰭類というグループを作っていたこともあります。



ポリプテルスが分類学的にどの位置に属するかは

今も議論が尽きないようです、







そんなミステリアスで古代浪漫をかきたてるポリプですが、

飼育は至って簡単。っていうか、生命力めっちゃ強いです。



そして、魚食性も強いです。





本当に強いです。





勘弁してほしいくらい強いです。













・・・・・・何が言いたいかというと、



この水槽にはコイツと同居していたオヤニラミがいたんですが、





ポリプに駆逐されたっぽい。









ある日水槽を覗いてみたら、

オヤニラミの左目が無くなっていました。



眼球が無くなっており、穴だけが空いている状態。



その翌日からオヤニラミを見ていません。

多分逝ってしまったのでしょう・・・・・・。







十中八九こいつの仕業。





しかも、元々ポリプテルスは2匹いたのですが、

熾烈な争いの末に相方をも駆逐してしまったようです。









つまり、この水槽は現在ポリプ1匹だけという状態。





どうすっかなぁ・・・?

これじゃ寂しいんだよなぁ・・・。





そもそもコイツ、餌の時以外は隠れがちで観賞できないし、

ヘビみたいに這いまわるから、水草引っこ抜きまくるし・・・・・・。



でも、愛嬌もあって気に入ってはいるんだよなぁ・・・。









ポリプテルスと混泳できる魚を新たに模索するか・・・。

場合によっては、陸地部分を減らして水面積を増やす必要があるかも。





それとも、か○だいで飼いきれなくなった魚を引き取ってくれるから

ショップに引き取ってもらい、新たに小型熱帯魚を楽しむか・・・・・・。





悩むんだよねぇ・・・。