アレックス・ウェスカー考察(完) | アレックス・ウェスカー捜査隊

アレックス・ウェスカー考察(完)

ナタリアへ、精神と記憶の転送を完了し、自分はこの世を去ろうとしていた。




しかし、思わぬアクシデントが発生。



真意は不明だが、アレックスは自分にもT-phobosを投与している。



そして自らに引き金を引いた時に発症してしまう。



このまま自分は亡くなるはずだったが…。





■ミスによる豹変



平行して一方の計画は進みながらも、ミスにより死に損なう。



我を忘れ悪心に染まってしまい、ナタリアに矛先をぶつけてしまう。



この辺りが悲しい。



■一方で成功へと着実に進む実験



アレックスの精神と記憶の転送が完了したナタリアはにも、アクシデントが発生。





だんだんと、アレックスの実験の綻びが出てくる。



スペンサーから「アレックスの要求はすべて飲んだ。自由にさせなかったのは時間だけだ。」と追い討ちをかけられ。


さらに自身の病による制限時間が迫るなか、
Try&errorによる実験でアレックスは時間の効率化の為に「検証」を省いた。





アレックス曰く



"臨床段階のT-phobosは、まだ不安定な部分もあるが、私たちに与えられた時間は迫っている"的なメモを残していた。





つまり、これが今になり仇となったわけだ。



精神と記憶の転送完了までに要する期間を6ヶ月と試算したアレックス。





しかし被験体の特性が裏目に出てしまう。





アレックス「ここまで意志が堅いとは予想外だったわ。」





精神がまだ乗っ取れないまま、6ヶ月が過ぎる。





その後、結局ナタリアの中のアレックスは目覚められず。





死に損なったアレックスはバリー達により倒されてしまう。




そして二年後…。







■実験の成功



バリー家に保護されていたナタリアの中のアレックスがようやく覚醒する。





そして「バイオハザード7」へ…。









5以前では、その肩書きや立ち振舞いから、冷血なインテリのイメージが強かったアレックス。





リベレーションズ2のシークレットファイルから彼女自身の純真無垢な面やと配下の者達からの信頼ぶりも強く印象に残りました。





アレックスが難題にぶつかりながらも、諦めず、主体的に考え、様々なものを活用し、建設的な答えを導き、解決しようとするシークレットファイルに描かれる姿に魅力を感じました。





・自らの野望に周りの人間を利用し尽くす点



・スペンサーからすべてを奪う点



・ウロボロスを出汁に、ニールを被験者集めに使う点







同じ狡猾なスペンサー側の人間でありながら、絆や義理を軽んじない面も覗かせる点から、スペンサーたちとは違う魅力を感じました。



過程に感情を挟まず。
結果から意識をずらすことで、ひたむきに何万回にも及ぶtry&errorを繰り返し成功を掴んだアレックス。


スペンサーやアルバートの意思を引き継ぎ、必ずや実現すると誓ったアレックス・ウェスカーが「バイオハザード7」でどの様に自らの理想を実現させるのか、期待したいと思います。