最近読んだ本で

慢性疲労症候群(ME/CFS)についてとても分かりやすく簡単にまとめている本があったのでご紹介します。










著者である長沼先生は、

「起立性調節障害は多くの場合、慢性疲労症候群(ME/CFS)の症状のひとつだ」

とはっきり書かれています。


そして、慢性疲労症候群(ME/CFS)とは

『脳の炎症』で起こると。

コロナ後遺症のことも書かれています。




  ストレス反応やウイルス、細菌、

     アレルギーによる体内炎症


        無理したり、気づかないまま放置すると… 


     慢性炎症


      脳にも免疫細胞による炎症がおこる


    脳の慢性炎症


    ↓ 脳の自動調節機能(ホメオスタシス)が壊れる

    ↓ 自律神経系、内分泌系、免疫系、循環器系等の働きを乱す


    慢性疲労症候群 




「ストレスは、心理的なものだけでなく、音や光や気圧などの物理的なもの、匂いや味や薬などの科学的なもの、感染や外傷などの炎症的なもの、脱水や低血糖やアレルギーなどの体的なもの、これらすべてストレス刺激となる」とあります。



謎の体調不良、身体のなかで何が起こっているのか、とても分かりやすく説明してくれています。



そして

「原因は複雑であり、

生まれもった気質や意思、

体内や生育での化学物質の暴露、

育ちにおける心的外傷、

食生活や生活習慣の乱れ、

物理的、科学的、心理的な環境ストレス、

神経発達特性や感覚過敏症、

免疫異常やアレルギー、

感染症や外傷、

などさまざまな要因が絡んでいます」

とあり、


やはり原因が人によって違うから、治療法も人によってそれぞれ違い、難しいのだなと思います。



娘の場合は、アレルギーによる慢性炎症が大きな原因となり、脳の炎症が起こり、慢性疲労症候群になってしまったのだな。(他にも気質や体質などいろいろな原因が複雑に絡まっていると思います)



原因となるストレス刺激を可能なかぎり取り除いたり、避けたりしながら(←ココが難しい)、基本的な規則正しい生活、その人にとって無理のない生活を送る事が大切だと書かれてありました。(ただそこで、朝の散歩や運動などを推奨されていましたが、それはある程度元気になってからかなぁと個人的には思いました)



説明が下手で文章も分かりにくいと思いますので、一読することをおすすめします(..◜ᴗ◝..)