内科の女性の先生:「白血球が20,000なのでたぶん手術になります」
(のちにI先生という方だとわかる。あ、それ以降、一度も会っていない。お礼言わないといけなかった。)

手術って何の手術?
もうこの時点から次に何が来るかわからないジェットコースター状態である。


人工肛門造設を宣言される前までの経緯を思い出してみた。
前の夜の9時ぐらいに、お腹が痛くなりトイレに行きたくなった。何も出ないので、浣腸をしようと思った。この時、しばらく前に買った浣腸がもう無くなっていたことが、今日私がこうやってブログをかける一つの理由かもしれない。普段、便秘などしないのだが、珍しく便秘になり、浣腸を買ってみたのだが私にはうまく使えなかった。2個パックの両方を失敗して、それから買っていなかった。後で調べてわかったのだが、この状態で浣腸してるとさらに穿孔が早くなっていたかもしれない。

そのうち痛さが尋常じゃなくなってきた。脂汗を流して、「うう~」と唸っていた。押さえると、筋肉痛のような痛みがある。これは今までで経験した事のない痛みだった。

あまり痛がるので、相方が尿道結石で処方されたボルタレンの座薬を使い、しばらく寝た。この時、ボルタレンを使ってしまったことが、今日私がこうやってブログを書いている一つの理由かもしれない。ボルタレンを使わなければ、あまりの痛みにその夜のうちに救急車で運ばれて、憩室炎だけで終わって、穿孔から手術、人工肛門にはならなかったかもしれない。(ただこれは相方が今でも悔やんでいる事なので、相方にこのブログが見つからない事を祈る。)



早朝から病院に行く用意をした。私はたいした事は無いと思い、近所のHクリニックに行く事を主張したのだが、相方は心配してN病院に行って欲しいと言った。これが、今日私が、、ひつこいのでもうやめる。たらればを語ればきりがないか、相方のこの判断は正しかったと思う。

救急車を呼ぶ事もなく、タクシーでN病院に向かった。14年前に、やはりお腹が痛くてこの病院に来たとき、婦人科にかかるように言われた。今回も念のために受付に聞いたら「内科に行ってください」と言われた。「もう婦人科はお役ごめんなのね」などどのんきな事を考えていた。14年前の時は
「白血球が14000もあります。2週間休めますか?緊急入院です。」
と言われ即日入院となった。この日も「入院ぐらいはしないといけないかなー。まるでフラッシュバックだなー」などとのんきな事を考えていた。


待ち合い室であまりに痛そうにしていたため、看護師さんが内科の処置室に寝かせてくれた。そして先生がベッドまで来てくれ、血液検査に行くように言われた。

つらいけど、歩いて血液検査の場所まで行き、椅子が無いので立ってかなり待ち、また内科のベッドに戻ってきた私に、その先生は「白血球が20,000なのでたぶん手術になります」と言って、CT検査に行くように告げたのであった。まだこの時、自分がどんな手術を受けるかはまったく知らない。

緊急手術(3) お腹に穴が開いていますにつづく)

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