【サプリメントを効果的に使う秘訣 その2】
こんにちは!菊地由紀です。
サプリメントを効果的に使う秘訣の記事、第2弾です。
第1弾の【サプリメントは、体のメカニズムに沿って選ぼう!】を読んでいない方は、ぜひ、第1弾からお読みくださいませ。
さて、第1弾では、「体のメカニズム」についての話をさせていただきました。
今日は、「栄養素のメカニズム」についての話になります。
栄養というのは、基本的には、単体で働く事ができません。
中には、単体で働けると言われている栄養素もあるのですが、そうした特殊な栄養素であっても、第1弾の記事で記載したように、胃での働きや、腸の働き、血液の働きが関連しているわけですから、「絶対に」、単体では働けない、と断言しても良いくらいではないかと思います。
たとえば、お肌に良いと言われているビタミンC。
このビタミンCを活性させるためには、ビタミンB群が必要不可欠です。
そして、このビタミンB群というのは、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンB12、葉酸などの事を指すのですが、これらの栄養素は、1つでも不足すると、連鎖的に働きを止めてしまうため、ビタミンB群というのは、必ず、すべてのビタミンB群をバランスよく摂取する事が必要となります。
さらに、たとえば、ビタミンB1は、代謝をあげる作用がありますが、そのためには、炭水化物が必要となります。
このように、栄養素というのは、互いに関連しあって、助け合いをしたり、逆に、何か足りない事で足を引っ張ったり、相互に作用しながら働いているわけです。
だから、サプリメントは、単体の栄養素のサプリメントを飲んでも、基本的には意味がありません。
なんらかの病気などにより、ほんとに特定の栄養素だけが必要、という場合を除いては、単体の栄養素のサプリメントを飲んでも、体内では、活性しないのです。
ところで、ちょっと話がずれますが、「栄養素の摂取目安量」というものがありますね。
この「摂取目安量」というのは、単体の栄養素を多く摂取して、その栄養素が、尿から多く排泄されるようになるかどうか、という方法で計測しています。
そもそも、栄養素というのは、単体では活性されず、使われなかった栄養素は、尿で排泄されるようになっているのですから、単体の栄養素を多く摂取してテストをするというのは、ほんとはおかしい事なんですね。
一般的に言う「摂取目安量」というのは、1日に必要な量、ではなくて、「最低でも必要な量」と考えたほうがしっくりくる、という事を、ぜひ覚えておいてください。
話を戻します。
というわけで、栄養素は、単体で摂取しても、体内では活性できません。
必ず、いろんな栄養素を、バランスよく摂取しないと、活性されないわけです。
ですから、栄養をサプリメントで補おうと思った場合、真っ先に必要な栄養素は、「マルチビタミン&ミネラル」という事になります。
美肌のために、コラーゲンサプリを飲んでいる、などという方が少なくないですが、そもそもの基本となるビタミンやミネラルの摂取量が少ない、バランスが悪い方は、コラーゲンサプリを飲んだところで、体内での活性が悪く、効果を発揮する事ができません。
コラーゲンサプリだけでなく、マルチビタミン&ミネラルと共に、コラーゲンサプリを併せて飲むのがお勧めです。
体内での活性は、はるかに高くなります。
また、早く効果を出したい、と考え、コラーゲンサプリを、たくさん飲んでいる方とか、コラーゲンとヒアルロン酸とプエラリアと。。。と、ほぼ同じような効能の栄養素をたくさん摂取している方がいます。
同じような効能の特殊サプリの摂取量を増やすよりも、マルチビタミン&ミネラルを多めに飲むほうが、はるかに効率的です。
多くのサプリは、摂取目安量をもとにつくられていますが、先程申しましたように、摂取目安量というのは、最低限必要な量の事を指しますので、
むしろ、摂取目安量よりも、多めに摂取するくらいのほうが、実際、ご自身の体で必要としている量を摂取できる事になり、体内での活性が高まるのです。
どんな効能を望む場合でも、最優先すべき栄養素は、マルチビタミン&ミネラルです。
サプリメントって、何を飲んだらいいのかわからない。
何を飲んでも、効果を体感出来た事がない。
そんな方は、まずは何よりも、マルチビタミン&ミネラルを摂取する事をお勧めします。