■バイオ日記■ -6ページ目

■バイオ日記■

にわかに注目度が高まりつつあるバイオ業界。「でもバイオって何?」に時には日常的視点から、時にはプロの視点からのんびり迫っていきます。バイオフューチャー社長によるバイオ徒然日記です。

「火が点いたら消せばよい。燃え尽きたら建て直せばよい」。正確ではないかも知れないが、学生のころ読んだゲーテの言葉だと思う。

問題があれば解決すればよい。それから原因を探せばよい。責任を問うのは最後だ。人間に創造性があり、目標や夢を追い求める社会に失敗や問題はつきものである。

「問題解決→原因究明→責任者の取扱」。これが思考の順序だと思う。最近の国会でのライブドアのメール疑惑ではこの順序が逆転していると思われる。
責任者を探し処罰を考えている間に、火が点いた家は燃え尽きるかも知れない。
福島からうれしいニュースがありました。大学院生の卒業論文に書かれる内容ですので、現時点では詳しいことはお伝えできませんが.........「?家畜の尿、?バイオで処理した尿、?水、を使ってそれぞれ野菜を育てた。?番が一番良く育ち、?番はそれなりに、?番は育たなかった」。.......卒論発表後の詳細に乞うご期待。
今回もバイオの記事でなくて申し訳ありません。

権利には義務があるのと同じように、自由には責任がつく。最近欧州で問題になっているのがイスラム教預言者ムハマンドの風刺画掲載だ。これに対しイスラム教徒が反対デモを行っている。新聞の方は「表現の自由」というが、イスラム教徒に対する人権侵害と宗教の自由への侵害は如何に説明するのであろうか。絶大なる影響力という名の権力を有する報道機関は自己規律が必要である。政治等における権力者がその力を国家や国民のためではなく自分の為に使うときに、報道機関として立ち向かうことは結構だが、今回の風刺画掲載は社会に対立をもたらすものであって、調和をもたらすものではない。報道機関は少なくとも1.報道が道徳や規律に反していないかどうか。2.結果が調和をもたらすか対立をもたらすか。3.対立をもたらすときにそれを弁護できるだけの正当性を持っているかどうか、これらを考慮した後報道すべきである。
経済を個人の立場から見れば、自分の消費量だけを生産すれば、収支は合うし、消費金額だけの収入を確保すれば家計は成り立つ。

前回述べたように、現在の経済は自然と分業制になっているし、各分野の生産力の向上により少ない生産人口で国民全員の必要量をまかなえる。その他の国民は他の仕事をしたり、時間を別の目的に使うことが可能な時代になっている。

例えば、1日24時間のうち10時間を仕事に費やし、残り14時間を睡眠と自由時間に使うものと仮定しよう。もし分業体制が出来ていなくて、すべて自分ひとりで必要なことを行うとしたら時間の配分はどのようになるであろう。インターネットで見つけたひとつの町(http://www.town.otaki.chiba.jp/shoukai/jinkou.html)の場合、産業別就業人口は次の通りだ。

これを全て自分でこなすと、1日10時間のうち1時間を農作業に費やし、建物や道路等の建設作業に1時間、物の製造に2時間、同じく次の2時間を販売業に費やし運送や通信で35分、他の人への介護やお手伝い等のサービス業に3時間、そして公務員としての仕事に25分間使うことになる。

ところが分業のお陰で今では自分の好みの仕事さえすれば、他の仕事は他の人がやってくれることになる。
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売主と買主、全体と個は如何に係り合っているのであろう。これは全体の流れとして見るほうが良い。1800年代には無かった自動車や飛行機が、今では生活の一部となり、50年前には見かけもしなかったコンピューターが一家庭一台へと増えつつある。勿論新しい技術が開発された所以であるが、他の産業において新規産業を支える生産力が向上したお陰である。簡単に言えば、国民の食を支える農業漁業就業人口が減り、それ以外の人は自分で食べ物を生産しなくても、他の産業に従事して、それで得た収入で食べ物を購入できるということである。すなわち生産力が高まるほどその就業人口は減り、余った人は他の新分野の開拓が出来るということである。すなわち業種の多様化によりそれぞれが自分の目的や才能に合わせてチャレンジできるということである。

勿論その過程において常に摩擦はある。就業人口が減る産業や企業で働く人はさあ明日からどうしようかと悩み、新分野で挑戦する人は、ビジネスが立ち上がって収入が入るようになるまでお金が続くであろうかと悩む。

しかし、個人の生活を見てほしい。物を大切にしながらも毎日整理整頓が必要である。そしてたまには年末の大掃除が必要である。整理整頓を変化、大掃除を改革と呼ぼう。この流れは避けざるを得ないのだ。同じであればこの流れを喜んで受け入れ人生を楽しもう。

政治に必要なのは流れの方向性を説き、就業人口減少産業の人の転職をスムーズに手伝い、新規分野に挑戦する人を支えることである。なぜなら新規分野で挑戦する人は明日の産業と収入を開拓する人だからである。減少産業と新規産業の間にあるのが6割から8割の主要産業である。この中においては悪がはびこらないように監視が必要である。

個性には十人十色があるが、業種の多様化が進んだお陰で各人が自分の適職を選べ、個性を尊重する時代に入ったといえる。21世紀は個性の時代である。