ツイッターでは、嘘か本当か解からないような流言が呟かれたりしていました。

実はそれ、集合行動の一つでもあります。



危機的状況下のさなか、自分の持っている情報では、状況確認や状況判断、先の予測などができない。

そんな曖昧で不安な状況をどうにかしたい!

しかしながら、直面している危機的状況を解決しうる情報が入手できない、マスメディアから十分な情報が得られない場合、流言が形成されやすいとのこと。



根拠も情報源の信頼性の有無も良く解からないけれど、なんとなく見聞きしたり、おぼろげな記憶や知識から、情報の根拠を確認する事をせずに他者へ伝達し、メッセージを受け取った人が正しい情報であると解釈し、さらに他の人へと伝達し、ひろがっていくというプロセスをたどっていくようです。



流言は、自分の持っている情報と他者が持っている情報を交換し合い、目の前に起こっている危機的状況についての追加情報を入手し、自分なりに状況把握・判断し、自分を取り巻く状況を再定義する試みの一つでもあります。


情報不足で不安の中、なんとなく思いつきで発した一言だったり、確かな情報であっても違った解釈をして他者に違った意味として伝えてしまったり。


今回も、情報の混乱が見られました。


【流言の種類】


状況解明型⇒なんらかの異常事態や事件によって生じた曖昧な状況を解釈する試みとして発生、伝播


状況創出型⇒平時において、個人の会話、おしゃべりなどが火元になって、それが流言として伝播し、曖昧な状況がつくられる



【流言の基本類型】


願望流言⇒希望的観測の表明


恐怖(不安)流言⇒恐怖感や不安から生じる


憎悪流言⇒特定の個人や集団に対する敵意、憎しみ、攻撃が表出して生じる




人が他者に流言を伝えようとする動機として、

①聞いた流言の正確性を確認するため

②流言を聞いた時に生じた感情を低減させるため

などが考えられています。


その他にも、「情報通」である事を誇示したかったり、組織や集団の中で情報を集めて長洲というような役割をしている方なども、流言の伝えてになりやすいとされています。






参考サイト

自然の脅威と私たちの生活

↑↑↑

マスコミからの情報といえども、一度疑ってみたほうが良いかも。


ソキウス~コミュニケーション論/ディスコミュニケーション論~

↑↑↑

伝える事って、難しい。



参考図書

北樹出版 災害情報と社会心理


東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波による自然災害、そして原子力発電所での事故により、被災された方々でなくても、精神面でも行動面でも今までの生活が維持できない状態になっている方も多い事でしょう。

余震も依然おさまっておらず・・・・

マスメディアによる伝播も相まって、広範囲の人々がかなりのストレス状況下にあると思われます。


例えば。

災害、大事故、環境破壊、戦争、暴動、ストライキ、経済不況などが起き、

①大勢の人が同時に生命の危険にさらされている

②安全で快適な生活環境が破壊される

③外部の攻撃にさらされている

④食糧や飲料水が欠乏して気が寸前の状態におかれている

⑤欲しい情報がほとんど手に入らない状態におかれる


このような状況下にある時、私達は『集合的ストレス』を引き起こしている状態といえ、この状態は、社会秩序が崩れ、様々な社会的混乱を引き起こす可能性をはらんでいます。



自然災害と、それが引き金となって起こった大事故。

今まであたりまえのように機能していた社会システムや「安心」が崩され、危機的状況(集合的ストレス状況)に置かれている状態。



そこで、集合的ストレスを低減させようと、制度的な規範、役割、資源構造、情報回路などによって規定される組織、集団、ネットワークの枠組みを超え、創発敵な規範や役割を伴った非習慣的行動に一斉に加わるという行動(集合行動)をとる傾向にあります。(引用:北樹出版 災害情報と社会心理)


この集合行動には、流言・パニック・略奪・暴動・ボランティアや援助物資の殺到、等があります。




心理学といえば、臨床心理学が頭に浮かぶと思います。

しかしながら、「心理学=一般に心と呼ばれているものの様々な働きである心理過程と、それに基づく行動を探求する学問(by Wikipedia )」であり、それに対して様々なアプローチがあり、様々な分野に分かれています。


例えば・・・

☆実験心理学⇒科学的経験主義の立場から観察・実験によって探求を推し進めようとする立場

☆臨床心理学⇒精神に不調を来した人々の理解および援助を指向する立場

☆認知心理学⇒心を脳という情報処理装置と解釈する立場


などなど。


生理学・病理学・動物行動学・言語学・教育学・情報工学・・・・等などから発展し、それぞれの立場から、ヒトの心と行動について研究しているのです。


今回は、そのうちの「災害心理学」をお伝えしようと思います。


災害心理学とは、予測困難な災害が起きた時に、人間がどういった行動を取りどんな心理反応を示すのかを科学的研究する分野(by KeywordProject+Psychology )です。



ツイッターやアメブロを拝見させていただき、様々な方々が復興に向けて行動に移しているのを知り、少しでも安心材料や先を見通すための材料になればと思っています。


救命病棟24時の主題歌。
ドリームズカムトゥルー 「何度でも」




立ち向かう力が、衝動が湧きおこる、私のパワーソングです。