前回の続きから
【高等生物のタンパク質生合成システム】
「細胞核内で遺伝子配列を解読してr-RNA
(mRNAの20倍の大きさ)を作る」
⇓
「r-RNAを7から8個に切断して不要と思われる配列を除去」
⇓
「タンパク質のアミノ酸配列に必要な配列のみを
つなぎ合わせてmRNAを作る」
⇓
「タンパク質生合成開始を示す5‘末端配列のキャッピングと、
一方の3’末端に終了を示すポリA配列を付加して成熟mRNAの完成、同時に上記処理により、細胞質に多量に存在するmRNA分解酵素による分解を防ぐ」
⇓
「細胞質中のリボソームが結合(タンパク質生合成装置)して
タンパク質生合成開始」
ここで切断され、除去される遺伝子配列、
つまりタンパク質に反映されない配列はのちに
イントロンと呼ばれるようになりました。
一方、タンパク質のアミノ酸配列に反映される
配列は、のちにエクソンと呼ばれるようになる。
話変わりますが、私は以前
製薬会社の研究員として、遺伝子操作による
組織プラスミノーゲンアクチベーター(以降tPAと呼称、心筋梗塞、脳梗塞の治療薬で血栓溶解剤ともいわれます)の開発に関わりました。
このtPAのイントロンとエクソンを含む遺伝子配列数は
4万塩基、そしてtPAのr-RNAも同じ4万塩基でした。
そうして完成したtPAのアミノ酸配列における遺伝子数は
1700塩基でした。つまりエクソンは約5%弱です。
何となく、新型コロナウイルスのRNA遺伝子数は3万塩基で、
tPAのr-tPAにちかいんですね。だから、考えているうちに、比較して考えるようになりました。
そして、奇妙な共通点にも気づきました。
第1にコロナウイルスもr-RNAもRNAであること。
第2にコロナウイルスとr-RNAは大きさが似ている。
でもコロナウイルスはmRNAと同様にタンパク質合成開始を示すキャッピングと終了を示すポリA鎖が付与されていて、
大きさは20倍ありますがmRNAそのものであること。
以上に基づいて、続いてのブログからは
どこの論文にも報告されていない、私の私見を示します。