子供は誰のために頑張るんだろう? | 太陽と月と地球4tune

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あなたはあなたのままで。わたしはわたしのままで。

娘は小2からバレエを習い始めて、
すっかりハマってしまいました。
今年は特に、
お教室の発表会があるのも重なって、
ほぼ毎日、
学校とお稽古場を往復。
ステージでのリハーサルもあります。

基本的に
親の見学・録画はできないのですが、
ステージリハーサルはOK。
送迎とお弁当づくりに加えて、
録画係まで娘に頼まれ、
やたら拘束時間が長いなぁと思いつつ、
親バカ全開で、
それなりに楽しんでおります。



娘のお教室の先生はとても優しい方。
それでも芸事なので、
厳しい部分があったり、
上手く出来なくて悔しかったり。
楽しい「だけ」ではありません。

まだまだ子供。
時には親の叱咤も必要なのだけれど、
その一方で、
本当にこんなに頑張らせていいのだうか?
と思うこともしばしばあります。

親はその上、
体力的にも金銭的にも時間的にも、
サポートが大変。
ちゃんとやらないなら、
正直、
もっとレッスンを減らして欲しい、
と思うし、
本気度がイマイチ伝わってこなくて、
私の怒りが爆発することもあります。

で、
ハラハラしたり、
イライラしたりしながら、
思うのですよ。

この子は誰のために頑張ってるの?
私が怖いから?
それとも、
私を喜ばせたいから?
この子は本当に、
自分でやりたいと思ってるのかしら?
私の押し付けになってない?

って。

私一人が空回りしてるのではないかしら?
本当にこの子のためになっているのかしら?
不安になることもあります。

たぶん、バレエに限らず。
子供が何か本気でやっていたら、
それに付き合う親であれば、
同じように迷うことがあるのかもしれません。



先日、
何を思ったか。
娘が突然言いました。

子供が夢を叶えるためには、

子供とお母さんが、

同じ気持ちでいるのが大事なんでしょ。


へぇ。

そんなこと思ってたんだ。

ってちょっとビックリ。


もしかしたら、

もっと上手になりたいとか、

素敵に踊りたいとか、

娘「だけ」が思っていても、

頑張りきれないのかもしれません。


子供がやりたいだけじゃ、

親がやらせたいだけじゃ、

頑張れない。


両方あるから頑張れる。


子供なりに、

先生の期待に応えたい、

という気持ちもあるようですし。




さて。


ステージの見学をしていると、

気づくことがあります。


それは。


ママが見に来ている日は、

踊りがピリッとしている子が多いこと。

気持ちが入っている、というか。


それって、

ママが見ていないと手を抜く

とも受け取れるし、

私も娘にそう感じたことがあるけれど。


実はそうではなくて。


ママが来てくれるといつも以上に頑張れる、

ってことなのかもしれません。

それはたぶん、

ママがいるから頑張ろう!

と思っている訳ではなくて、

無意識のスイッチなんでしょうね。





頑張ったら必ず上手くいくとは限らない、

けど、

頑張らければ上手になれない。

厳しい世界だと思いますし、

お金と時間をかけたからと言って、

何かの保証がある訳でもないし。


それでも。


一緒に頑張った日々が宝物になれば。

何よりですよね。




心を解放する占い師 稲葉千津