二拠点生活を実践している、新米ランドスケープデザイナーです。
さて、前回の記事では、1.他人から見た物件の印象、2.ライフラインのチェックについて書きました。
今回は3.地価を調べる、について書きたいと思います。
まず、私が土地と建物を購入しようとしている場合の特徴について説明します。
*山奥ではない
今まで人が住んでいたということもあり、人の気配がない程の山奥ではありません。害獣の心配などもあまりないと思われます。
*生活必需品がすぐにそろう
上記とも関係あることですが、スーパー、ドラッグストア、ガソリンスタンドなど、近くにあります。歩いていける距離ではないですが、自転車くらいであれば可能です。
*学校が歩いて通える
小学校、中学校、高校まで近くにあります。
*周辺の雑木林は細かく区分され、それぞれに持ち主がいる
周辺一帯は雑木林、竹林ですが、それぞれオーナーが違います。ただ、目に見える範囲で家が建ってることはありません。また、裏手は杉林を経て田んぼになっています。
ここから見えてくるのは、益子で極端に人口が減らない限り、宅地として十分に価値のある場所である、ということ。
将来、やっぱり二拠点生活は大変…ってなって家を売りに出すことがあるかもしれないけど、それでもタダにはならないと考えました。
次に、実家の益子町の地価を調べます。
ネットで検索するとちゃんとでてきます。しかも、こちらのサイト、益子町のどこでどれだけの地価なのか、地図上にちゃんと示してくれます。
中心街と比べても仕方がないし、比較すべき地価として妥当なものをちゃんと選べます。
私が購入しようとしている土地は約3万円/坪。それに対して、このサイトによると5万円/坪くらいの地価があるということがわかりました。
今回は家が非常に古くて取り壊し代としての値引きぐされている、と売り手の方が仰っていたので、そこそこ割安だろうと判断しました。
ただ、これだけ人口減が叫ばれているので将来的にはこの土地代は徐々に下がっていくことは確実です。
3パーセント/年で価値が下がっていくとして、年間9000円/坪の損失…
これを損失と捉えるか、または自分のフィールドを得るための費用であり、将来的な投資の一部だと捉えるか、それは自分次第であります!
私は、自分のランドスケープデザインを表現する場がほしかったし、パートナーとも週末移住を昔から夢見ていたので、これは自分への投資であり楽しむための費用だと考えることができました。
むしろ、自分が住んでいくことでこの土地を豊かにしてお金で買えない価値をつくることを目指そう!そう決意したのでした。
こうやって私はこの土地を購入するための裏付けをしていきました。