フランス人に人気のbioって何? | ビオキッチン京都

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フランス人に人気のbioって何?

bioというとなんとなくヘルシーというイメージは浮かんできますが、きちんと説明するとなるとこれがなかなか難しいもの。いったいどのようなものなのでしょうか?まずはMEDIA DICOの定義からご紹介しましょう。

「bio (nom masculin)=「Terme désignant l'ensemble des productions et des produits qui ressortissent à la culture biologique.」
(bio<男性名詞>=有機農法によって生じる生産物・製品全体を指し示す用語)

では、agriculture biologique(有機農業)についてもう少し詳しくみてみましょう。 Ministère de l'Agriculture(フランス農業省)の定義によると、agriculture biologiqueとは「un mode de production agricole exempt de produits chimiques de synthèse」(合成化学物質を含まない農業の生産方式)のこと。簡単にいえば「engrais chimique(アングレ シミック/化学肥料)や「pesticides(ぺスティシド/殺虫剤)などを使用しない農業ということになります。

また、家畜の育成という観点からみると、飼料としてのorganismes génétiquement modifiés(オルガニスム ゲネティックマン モディフィエ/遺伝子組み替え作物)の排除、さらにはen plein air(アンプレネール/戸外)での飼育などがあげられます。

日本でいうところの有機あるいはオーガニック製品とよばれるものと同じイメージと考えるといいようですね。


フランス人はどのくらいbio製品が好きなの?

食の安全性に対する意識はここ数年急速に高まっている

では、次にフランス人のproduits bio購入率に関する調査結果をご紹介しましょう。

CSA が2006年にフランス人1006人を対象に行った統計によると、「4 Français sur 10(フランス人10人のうち4人)がproduits bioを少なくとも 1 fois par mois(月に一回)、23% が1 fois par semaine (週に一回)、そして7% の人がtous les jours(毎日)摂取」しているとのこと。ちなみに、2001年の調査では、produits bioのフランス人購入者割合は47 % でした。

さらに、plus de 8 Français sur 10(10人中8人以上のフランス人)が、produits bioに対して「produits chimiques(プロデュイ シミック/化学物質)なしで生産されているためよりナチュラル 」、「préserver l'environnement (環境を保護すること)に貢献」、「 よりsanté(サンテ/健康)にいい」という意見を表明しているとのことですから、まさにbio人気は留まるところを知らないという感じです。