インターネットを使って誰かほかの人の写真を使った偽プロフィールで近づいてくる国際ロマンス詐欺師。その写真が他人のものだとわかると相手が詐欺だと納得する被害者の方は少なくありません。しかし、その写真が盗用されているとわかった時、写真の人にコンタクト取りたいという衝動にかられる被害者の方は少なくありません。国際ロマンス詐欺被害者の方々には写真の人とコンタクト取らないようにアドバイスしていますが、残念ながら様々な動機からコンタクト取ってしまう方々はおられます。

 

では、写真を盗用された方々は、自分の写真盗用や、それに伴う詐欺被害者からのコンタクトについてどんなことを言っているでしょうか? 『写真の人は何と言っているか』というシリーズを毎週火曜日リリースでお送りします。


今朝別の方のビデオを紹介しましたが被害者の方々に対してひどい言い方をされている方のビデオでしたので削除して次に予定していた記事に変えさせていただきます。

 

■ ロシア系アメリカ人のお医者さん、Mikhail Varshavskiさん

 

ロシア系アメリカ人のドクター、Dr. MikeのYoutubeで、ご自身の偽アカウントを笑い飛ばしながら紹介しています。

 

SNSの投稿が盛況で、フォロワーが増えている一方で、困っているのが偽アカウントの増大で、しかもその偽アカウントの多くは国際ロマンス詐欺に使われているようです。恋愛系の他に臓器密輸組織の偽アカウントもあります。

 

この方も、診療所に被害者から電話がかかってきて迷惑している(30秒あたり)

 

インスタ、Youtube、Twitter、Facebookのアカウントはそれぞれ1つ、合計4つのアカウント。(40秒あたり)

 

自分は誰かに寄付などでお金を求めることはない、誰にもお金を送ったり裸の写真を送ったりしないでと警告しています。

 

さくらんぼさくらんぼさくらんぼ

 

この方の場合、Youtubeだけでも600万人、Instagramも300万人以上のフォロワーがいます。プロフィールにメアドが書かれているので、誰でもコンタクトは可能ですが、非常にたくさんの偽アカウントがあって、それをいちいち報告してくる詐欺被害者や詐欺師ハンターがどれくらいいるか想像してみてください。それから、ネットで調べれば勤務先の電話は簡単に調べられますが、このビデオでも病院に電話がかかってきて迷惑しているそうなので、電話で連絡を試みるべきでもないでしょう。

 

そして考えてみて欲しいのは、この方のようにSNSを活用して仕事をしている人に詐欺で写真を使われたことへの責任があるかということです。もし、写真やビデオが流出して詐欺団がなりすましに使っていることが写真の主の責任になるのだとしたら、SNSを活用した個人ブランディングは誰もできないことになりませんか? クリニックやそのほかの個人営業のホームページにサービス提供するプロフェッショナルや経営者の顔写真やプロフィール、サービスの紹介写真がなく、さらに電話番号や住所が掲載されていなかったら、誰がソノクリニックや事業所を使ってみたいと思うでしょうか?

 

 

 

 

公式アカウントは青いチェックマーク付き