フェースブックで見知らぬ外国人と友達になった結果、詐欺被害に遭われたという方々何人かからお話を伺った結果、(私のWarning 用アカウントが停止処分になり、ログが残っていませんので統計的な数字を出せませんが)、ほとんどの方はその犯人と共通の友達がいたので友達承認してしまったようでした。

そして、その詐欺師と共通の友達になっているという方は多くの場合、友達数が2000人かそれ以上いて、社会的に信頼される立場の方だったようでした。

確かに「共通の友達がいる」というのは、友達承認するための判断基準の一つでありましょう。しかし、それが、最近進化してきたフェースブックを使った成りすまし詐欺の狙いではないでしょうか。

友達数2000人、3000人、4000人の方は、恐らくすべての自分の友達にリストされている人々を知りません。本当に顔見知りでリアルで知っている相手は数百人にとどまることでしょう。しかし、彼ら、彼女らにとっては見ず知らずのFB友達というのは自分の活動に対するサポーター。それらのFB友達は玉石混交であっても構わないものであり、大切にしたい支持者なわけです。

ある芸術家の方からお話し伺ったところでは、その方はご自身の作品をより多くの人に知っていただくため、友達申請は絶対に承認するようにと師匠の方から言われていたそうです。

また、日本文化を広めたいという方は、相手の外国人がどんな人であっても自分のタイムラインで書いている内容から何かを得らるならと誰でも歓迎なさいます。

スピリチュアル系の方の場合、タイムラインに書かれている内容を一人でも多くの人に読んでいただきたいと思っておられ、仮に悪い人が申請してきたとしてもそれを読むことで改心してくれるかもしれないからと思うと、誰でも受け入れておられる。

一方、そういう方が共通の友達になっている人物からリクエストを受けた方々は、
●政治家のA先生と共通の友達だから、この自称英国人の海底油田エンジニアは信用できる。
●着物着付け教師のB先生と共通の友達だから、このシリアに駐留するジャーナリストというのは本物だろう。
●占い師のC先生と共通の友達だから、アフガニスタンに駐留する米国陸軍大将は問題ないだろう。
●実業家のD氏と共通の友達だから、ガーナで金を仕入れているという英国人ビジネスマンは信用できる。

そんな感じでポテンシャルな被害者の方々は詐欺師からのリクエストを承認してしまう。

サポーターが沢山必要な方々が誰でも承認する。その方々はおそらく被害は受けていません。第一、見ず知らずのサポーターとやり取りなどなさらないでしょうね。その方々のタイムラインに書き込まれる数百人の方々が本当のお友達で何らかのやり取りはお持ちでしょうけれど。

FB友達数の多い政治家、芸術家・芸能人・文化人、カウンセラー・占い師などの有名人さんご本人たちは自分のサポーターを一人一人保証しているつもりはないのです。

しかし、そのような方々と友達になっていることで、偽アカウントのScammerたちは「自分はこのような人と友達になっているのだ」という保証を得ていることになってしまう。



誰でも友達承認してしまうことのリスクはこちらの記事もご参考に。
http://8en.jp/socialmedia/friends_request_warning/
http://matome.naver.jp/odai/2134024580986829901
自分が引っかかる危険性が発生するだけではなく、リアルでつながっているご友人やご親族などにも被害が波及する可能性もあるのです。

フェースブックで誰でも友達承認するっていうの、やめませんか? たとえ共通の友がいる相手であっても!!

⭐️⭐️⭐️

先ず、共通の友達がいるなら、その人に確認してみては? 「実は知らないけど自分のタイムラインは関心ある人なら誰にでも見てもらいたいから基本的に承認してます」とか、それどころかその人の友達リストに該当する人物がいるにも関わらず「そんな人知らない」と言われたら、残念ながらそのお友達申請して来た人物の関係は薄いです。そしてその共通の友達の知名度を利用してアプローチして来たこと間違いなし。

見知らぬ人物からフェースブックで友達リクエスト来たら、その人を承認しない事で何かを獲損なう可能性ありますか? 多分無いと思う。

勿論、小さな確率で純粋に日本人と友達になって日本文化を知りたいという人がいるかもしれませんが、可能性は低い。

例えばあなたがイギリスの音楽や文学が好きでイギリス人と友達になりたいなら、適当に見つけたイギリス人にコンタクト取りますか? 普通はミュージシャンや作家のファングループに行きませんか?