21-10-16(土)

 うそは、人間にとって醜い汚点、

 教養のない人間は、絶えずそれを口にする。

 絶えずうそをつく者より、盗人の方がましだ。

 だが、両者とも、最後には破滅に至る。

(旧約聖書続編『シラ書』第21章)

 

 眞子様の入籍予定日まであと10日となった。依然として眞子様への誹謗・中傷(?)はやむことはない。宮内庁(?)の苦肉の策(複雑性PTSD)も思ったような効果を全くもたらさない。このまま結婚を強行しようとすれば、もっと悪いことが次々に起こるであろう。そしてさらに最近取沙汰されているのは「複雑性PTSDという重い病気であるとしたら、ニューヨーク行きのビザがおりないのではないか?」という噂がある。あまりに重い精神障碍がある場合にビザがおりない(したがって、小室圭は新妻の眞子様を残して一人でニューヨークに帰ることになる。眞子様は居場所がないので、小室佳代のいる大倉山のマンションで犯罪者のような姑と一緒に新婚生活を始めることになる)ということがあるのかどうか、正直なところ私には解らない。「重い精神障碍の場合に、外国に行ったり、結婚したり、新しい生活をしたりするのは辞めた方がいい」という一般的な医学の常識や、またアメリカの出入国管理課でそういう規定があるのかもしれない。

 ここでもう一度「複雑性PTSD」について復習しておきたいが、

「生命や身体に脅威を及ぼし精神的衝撃を与える心的外傷体験(例:災害、重度事故、レイプ、暴行等)を原因として生じる特徴的なストレス症候群である。」(『現代精神医学事典』2011)

と定義される。複雑性と言う場合、それが反復されて何度も行わるというのだから、筆舌に尽くしがたいつらい体験であろう。なかなかそういう事例を思いつくのが難しいが、複数の男性に集団で強姦されて、それを写真にとられてしまい、「これを公開されるのが嫌なら、また俺たちの相手をしろ」などと脅されて反復してレイプされるというような、書いているだけでもおぞましいケースはこの「複雑性PTSD」の定義を満たすような気がする。(私はそういう犯罪の加害者の男性に会ったことがあるが、K少年刑務所で「俺、こんなことして、彼女なんか出来ますっかね」などしれっと集団討議(皆で自分の犯罪を反省する場)で言っていた。普通の臨床心理士の方だと「共感が大事」とバカの一つ覚えのように教えこまれているから、女性の教官など優しい声で「貴方がこれまでの非を悔い改めればできますよ」とかいうことになっているが、私は「お前なんかに恋人なんて出来ない!一生をかけて罪を償え!」と言った方が治療的なような気がする。これは実は土居健郎先生(まいど登場していただいて恐縮だが)の教えで「罰と治療を別々に考えるからいけない。罰を与えるのが治療的なんだ」とおっしゃっていた。大正生まれの骨太のカトリック信者の言うことはさすがに違う。)

 話しを戻して、「複雑性PTSD」にかかった場合、普通の日常生活(ご公務をこなしたり、週に3回大学に通ってアルバイトをして年収1千万を稼ぐ)などどう考えても無理である。難しい議論を省略して結論だけを書くと、ネット上の書き込みが読むに耐えず、精神的に不安定になっていて、休息が必要、というくらいのレベルであれば、一応「適応障害」(あるいは「抑うつ状態」)というような診断でお茶を濁すという手があった。(皇后雅子様もこの「適応障害」であったことがあるので、皇室ファンの方にはなじみのある診断なはずである。もっともこれも誤診なのであるが、今はそれについて書いている時間がない。)「適応障害」はDSMの場合、どの診断名もつかないが、広い意味での心因性精神障碍にあたり、精神病ではない、というようなニュアンスがあり、私も私の周囲の精神科医も愛用している診断名である。)

 眞子様の場合、中学・高校の頃から精神的に不安定であったと発表されているが、私はこれは本当だと思っている。幼児期には母親の愛情が絶対に必要であるのに対して、青年期になると男の子も女の子も父親の愛情が大事になってくる。特に女の子の場合、「父親は強くて自分のことを愛してくれて、いざとなったら命がけで自分のことを守ってくれる」という安心感がないと上手く育たない。眞子様(そして佳子様)には明らかにこれが不足しており、学習院女子の中等科か高等科に眞子様がいらした頃、眞子様にストーカーのようにつきまとうネット民がいた(みんな覚えていないでしょう)時も、宮内庁も秋篠宮様も何も出来なかった。強い男性に守られなかった若い女性は広い意味での境界例(境界型人格障害)になるというのはある種の定跡であるが、眞子様の場合には何らかの人格面での弱さにストレスが加わったという事例で、一応「適応障害」の診断名が適当であると精神病理学者の私は考える。

 ここからは私の想像にすぎないが、眞子様はどうしても結婚がしたかったので、「やや重い診断名にして欲しい」と医者に言ったのかもしれない。そして医者はアメリカの出入国規定を実は知っていて、「複雑性PTSD」だとビザがおりないこと承知の上で「眞子様、複雑性PTSDなどよろしいかと思われますが」と進言し、眞子様が希望してこの診断名(嘘、と言って悪ければ誤診であるが)を発表したのではないか?これは最初から仕組まれていた罠だったのではないか?

 何にしても宮内庁も、宮内庁御用達の医者も眞子様のわがまま放題には呆れていて、案外結婚に対してそれとなくブレーキをかけている人が多いのではないかと思う。その場を取り繕う嘘は必ずしっぺ返しとして自分にはねかえってくる。眞子様(とうそつきエロうさぎ)は冒頭の聖書をもう一度良く読んで、自分の胸に手をあてていただいて、反省されたらいかがであろうか?