スクエナー経絡ストレッチ | ナチュロパス びんせい

スクエナー経絡ストレッチ

先日マッサージセラピストの谷口君とヨガインストラクターのたか子さんが参加してスクエナー経絡ストレッチテクニックの研究会を行いました。
ヨガは身体の柔軟性が重要なエクササイズですがたか子さんは身体をそるのがやや苦手。
さて実験開始です。どの経絡が伸展を阻害しているか見つけます。
経絡ストレッチでは伸展を阻害している経絡を見つけてストレッチをかけながらスクエナーで原穴などを使い経絡をエナジャイズすることで経絡を無理なく伸展させるテクニックです。
体をそるためには身体の中央を通る任脈や胃経を使います。背中の柔軟性は膀胱経、肝経、腎経の原穴や絡穴を使い、足の外転にはGB40丘墟などを使います。

首のそりも同様で任脈や胃経や大腸経を使います。
身体全体のストレッチをして、たか子さんに過去にあきらめていたポーズをとってもらうともうひとつ首のそりが足りません。

耳の下に緊張を感じたというりっき先生の助言でそこを刺激するとぐっと首が後ろにそりました。(こういうときはりっき先生は患者さんの痛みやエネルギーの滞りを感じるので大変助かっています。)
しかしそこには伸展される一般的な経絡が通っていません。
これでは「伸展を阻害している経絡を治療する」というルールにそぐいません。
そこで経絡図を見なおすと、WHOで教える肝経はLIV14の期門で終わりますが古典では頭まで続いており胸鎖乳突筋に肝経の延長が入っていることが判ります。

ですので耳の下の刺激で身体の前面の阻害が取れ首がすっと後ろに反ったことがわかりました。スクエナーはピンポイントで経穴を見つけなくても体が反応するので使い勝手がいいのです。


その結果今まで出来るとは思っていなかったポーズがとれました。
孝子さんも大喜び!
次の日は足をつかむことは出来なかったそうですが、柔軟性は大きく改善したそうです。