抗うつ剤とグアムの無差別殺傷事件 | ナチュロパス びんせい

抗うつ剤とグアムの無差別殺傷事件

ニュースで見たグアムの事件は大変胸を痛めるものでした。
その中で気になったのが犯人の友人などのインタビューで何回か加害者は抗うつ剤を摂っていたという話です。加害者は何か他のドラッグをと思った方も多かったと思います。しかし私が始めに感じたのはパキシル、プロザックなどの抗うつ剤の副作用です。これ等SSRI*などの抗うつ剤は昔から大変多くの問題を起しており、今回の事件もその副作用ではないかと思ったのです。

ノースウェールズの精神薬省のDr.デイビッド·ヒーリーは2000年、健康なボランティアにおけるセルトラリンのランダム化二重盲検クロスオーバー試験について報告しました。彼は、被験者のうち2名が重篤な精神的および神経学的影響が出てきたといいます。あるケースでは、30歳の女性の感情は彼女の過敏性と鈍感になりました。そして彼女は自殺願望で頭がいっぱいになったと言います。他のケースでは、28歳の女性は、攻撃的な気持ちをおこし、十代の少年を脅したといいます。彼はこのことを 抗うつ薬の功罪―SSRI論争と訴訟 という本にまとめています。

薬の副作用などを報告しているドラッグワッチでは
“抗うつ薬はうつ病の症状を減少させるために設計されていますが、彼らは時折反対の効果を持っています。などの選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を服用する患者プロザック(フルオキセチン)、パキシル(パロキセチン)やゾロフト(セルトラリン)は自殺、暴力行為、躁病または攻撃性、などの副作用が発生する可能性があります。”と言っています。
http://www.drugwatch.com/ssri/suicide/

この薬は今、日本でも一般的に使われているこううつ剤です。

この薬を摂っている人がこの薬が問題だと言ったら怒りやパニックになるかも知れません。
しかしもう少し人間中心の社会環境を作らねば、未熟な化学で作られた薬で精神状態を抑える事は更なる危険を生む事になります。医師は標準治療で選択肢がないのですから一人一人がもっと副作用を知るべきでしょう。
人生は山あり谷ありです。誰かが必要なとき、手を貸して上げられるような社会を作りたいものです。

*SSRIとは セロトニンという神経伝達物質が神経の接続部分にあり信号が伝達されたリサイクルするために再吸収されます。SSRIはその再吸収を遅らせる薬です。神経伝達物質が神経の接続部分に多く存在するために信号が伝達され易く、打つ症状に即効性があります。しかし大変多くの精神的肉体的副作用があり薬をやめるのが難しいなどメリットとデメリットがいつも問題視されています。