米国有機栽培農家は生き残れるのか?怪しい食品安全近代化法 | ナチュロパス びんせい

米国有機栽培農家は生き残れるのか?怪しい食品安全近代化法

CDC(疫病コントロールセンター)は、毎年約1/ 6人のアメリカ人(または48万人が)食中毒になると推定し、(その80%は原因不明です。)128000は入院し、食品媒介性疾患で3000死亡していると言います。このうち原因の特定されている病原菌による死亡は1351人。
その原因の58%はノロウイルスで野菜の生産にはあまり関わりがありません。
喫煙での死亡が265万人ですからその0.05%ほどにしかなりません。

ところが年間784人の食中毒を防ぐためにあたらしい法律の原案が発表されました。
2013.01.04 今日FDA(アメリカの厚生省に相当するところ)は野菜や輸入品に厳しい規制を掛ける法律の制定を発表しました。この法案は食品安全近代化法(FSMA) と言います。
食品の安全は大変重要ですがこの法律はばい菌などの全くついていない無菌野菜を作ることを求めているようにも聞こえます。
もともとFDAは殺虫剤や殺菌剤は安全で充分に殺菌した野菜を安全な野菜として作る事を目指しているようです。検査体制などを考えると大規模農家やモンサントのような特定の種と栽培方法を守る法律になるような気がします。堆肥による有機栽培を行っている小さな農家の経営はかなり難しいように思えます。

私は海外が長かったので感じるのですが、欧米は文書で契約をする社会だと思っていましたが、海外で生活していた時感じたのは貧乏人が入り込めないルールを文書で作り、支配層は巻き上げる(まずくなるとゴネる)社会だと言う事を実感しています。(不平等条約があたりまえの社会です)
パブリックコメントはわずか120日しかありませんので抗議は早めに行わないと後の祭りになります。小規模農家はこの120日の間にどれだけ自らの立場を守れるのでしょうか?
アメリカではまだホリデー真っ只中。この時期にこのような法律が作られようとするのは又何か大企業が利権を取るためかと怪しい感じがします。大事な事を話し合いをするつもりなら1月があけてから行うでしょう。

よその国の法律ですが輸入品にも適用されるので日本でも大至急その内容を把握して法案を精査する必要がありそうです。

ヘルスレインジャーのマイクアダムスがこのことを書いています(日本語) 
上院510法案(食品安全近代化法)はいろいろ議論されたが、条文を実際に読んだ人はほとんどいない。特に賛成票を投じた議員たちはそうである。こ の法案は読めば読むほど、現実とは思えない内容だ。たとえば、FDAが地球規模で権力を握る策略が隠されていたことを知っていただろうか? 法案からその まま条文を引用するので、読んでみよう。