高齢者の栄養 | ナチュロパス びんせい

高齢者の栄養

一昨日見えた年配(80歳)のご婦人のお話です。
痴呆症が心配と言います。
いつごろひどくなったか聞くと糖尿病の食事療法で指導入院をあされた頃からだと言います。
指導されたのは玄米菜食。
もともとやせ方のおばあちゃんですが、さらにやせたと言います。
精神的にも食べるものは美味しくないし何の楽しみも無くなってゆきます。

日本人が戦後20年近く寿命を延ばしたのはタンパク質の摂取量の増加という説には特に反対は無いかと思います。

この方の場合痩せ型ですのでここから数キロg食事制限で痩せるのは筋肉量の低下に直接繋がります。玄米とはいえ糖質を主にして、カロリー制限を行えば本来カロリーを消費してくれる筋肉の損失に繋がります。

ここでは脂質・タンパク質を主にした特に脂の乗った魚などを毎日食べる事を勧めました。魚の脂はオメガ3系で抗炎症・腱脳食です。これにナッツ類。(マグネシウムや亜鉛などのミネラルを多く含む)皆好きだといっていただけたので何よりです。
これを主に野菜果物を多めに摂り、ご飯は口直し程度。

旅行が好きだというおばあちゃんは今でもいく気満々です。
お金のことなど心配事はフラワーエッセンスでお嬢さんに丸投げする事が出来たので後は
楽しい事を考えて、歩き回ってもらうのが一番です。
楽しい事を考えている時の表情とエネルギーは認知を全く感じさせません。

糖質の軽い制限とともかく楽しそうなところに出かけるということで血糖の問題も改善するはずです。血糖値が多少高くてもアルギニンのサプリメントで血管を保護してやれば関連する病気は起きない事は1万件以上の症例で確認されています。

さて最近読んだアメリカの内分泌の専門家のエッセーで興味深かったのは現代のフードピラミッドの指導のように食事を摂ると炭水化物の糖質で血糖値を上げて行きインスリンで4時間後にはグルカゴンに変換が終わり飢餓反応がおき始めます。丁度ここでお昼。再び糖質で血糖値を上げて約4時間後に飢餓反応を起す。このように糖は効率よくインスリンによって不溶性の糖や中性脂肪に変換し、大切にキープされた後、飢餓反応が起こり使われるときを待ちます。ところが飢餓反応が起きるたびに、再び糖を摂取するので備蓄された糖は使われる事は無いわけです。やがてこれが原因でメタボリック症候群を発症するのですが、これが糖尿病の指導の通りの食生活をしていても糖尿病になるメカニズムです。制限しなくてはいけないのは糖質です。
年配の方が積極的に食べなくてはいけないのはタンパク質と野菜です。

ところがここで一つ問題があります。老人の消化能力は若者に比べて低下しています。特に胃酸濃度とタンパク質分解酵素が不足しています。

そこでタンパク質分解酵素に塩酸ベタイン入りのものを摂る事は大変ベネフィットがあります。こうすれば美味しいものをほどほどに食べてよく歩いて元気に人生を愉しむ事が出来ます。

ちなみに医療現場でよく使う胃酸抑制剤(PPI)はペプシノーゲンを活性化できず、タンパク質を始めとした多くのビタミンミネラルの吸収ができなくなります。