亜鉛味覚テスト | ナチュロパス びんせい

亜鉛味覚テスト

亜鉛はもっとも重要なミネラルと多くのナチュロパスは位置づけています。
亜鉛は核酸・蛋白・糖・脂質代謝やDNA・RNAの合成に関与する酵素に不可欠な数多くの酵素の構成材料になっており、又DNAがコンパクトに畳まれているのもジンクフィンガーという結合システムを持っているからです。

ところがその測定方法は日本ではまだ血清亜鉛濃度という実際の亜鉛の欠乏を現さない測定方法で行っています。昨日的な亜鉛の欠乏は亜鉛味覚テストで行います。下記はとある会社の論文を和訳した物です。もし試したいときには個人輸入で入手出来ます。


THE ZINC TASTE TEST亜鉛味覚テスト
by Ronald L. Myers, CNC


科学的根拠に基ずく亜鉛味覚テスト
御存知かとも思いますが、亜鉛味覚テストZinc Taste Test(ZTT)は、患者の生理的亜鉛状態を決定する非侵襲性の方法です。 これは、一般的な定量的評価(例えば血清/血漿亜鉛研究)と対比しての亜鉛の状態の機能的な評価といえます。 我々が本論文で議論する問題は、以下の通りです: このテストは本当に科学的、生理的な機能的な亜鉛状態の信頼できる評価でしょうか? または製品を売るための仕掛けでしょうか?

体内の亜鉛量を測定する他の方法は本当に正確でしょうか?
「現時点では、体内の亜鉛状態を示す試験所のパラメータではありません。血清/血漿亜鉛濃度が試験所基準で亜鉛を評価するために最も広く使われています。 血清/血漿亜鉛の測定は、簡単で速く安価な方法なので人気があります。しかし全身の亜鉛のほぼ98%が細胞内にあるので、血清/血漿亜鉛濃度は亜鉛状態の良い指標とは言えないかもしれません。さらに血漿中の亜鉛の低レベルは、必ずしも亜鉛欠乏を示しません。

血清/血漿亜鉛濃度は、通常亜鉛濃度が長期間0.6ug/dl以下に落ち亜鉛欠乏の臨床徴候が観察されなければ評価されない問題のある試験法です! 「正常な亜鉛濃度70-150ug/dl」は一般に認められた研究所の範囲ですが、これらの研究所パラメータで患者の亜鉛状態を評価することが怠っている評価法か我々は見ることが出来ます。 またサンプルの汚染はこの種のテストでは何時も大きな問題です。真空採血器具(vaccutainers)の上のゴム栓やガスケットはこれを引き起こすことで有名です。

亜鉛金属酵素の研究(アルカリホスファターゼ、LDH乳酸脱水素酵素、炭酸脱水酵素など)
体の上記の酵素や他の酵素が亜鉛に依存するというのは本当の話です。 長年に渡って、何人かの健康管理開業医は、患者の亜鉛状態を評価する手段として、これらの酵素の血清濃度を誤って使いました。亜鉛金属酵素は亜鉛欠乏以外の要因でもこれらの酵素の血清濃度が低下する原因になることが考えられるので、通常患者の亜鉛状態を評価することができません。
減少した血清金属酵素濃度は亜鉛の必要性を示すかもしれませんがそれは推定です。 更なる試験で確かめるか、この試験を無視するかです。

赤血球亜鉛濃度-人体の大部分の亜鉛が細胞内にあることを多くの研究者は示しました。 全身の亜鉛のわずか約15%しか血漿で見つかりません。 したがって細胞内の亜鉛評価は、すでに議論された方法より正確です。 しかし、人体で最も高い亜鉛濃度は、赤血球には含まれていません。

白血球亜鉛濃度―白血球は、相当する数の赤血球よりおよそ25%多くの亜鉛を含みます。 亜鉛の状態を評価する事に役に立つパラメータとして、白血球亜鉛が用いられるかも知れない事を最近の調査結果は示します。 肝臓、腎臓と筋肉は、体の最も高い亜鉛を含有する組織です。 単調な目的のために、これらの組織の生検試料を得ることは実際的でありません。そして、白血球亜鉛評価は患者の亜鉛状態を評価する最も単純な、正確な方法として残します。

THE ZINC TASTE TEST 亜鉛味覚テスト(ZTT)
前述の驚くべき内容と同じくらい驚くべきは、亜鉛味覚テスト(ZTT)は、生化学に基づいた患者の亜鉛状態の有効な評価法です。 1981年に、ShatzmanとHenkinは、Proc Natl. Acadで味覚減退患者のガスチン濃度に関する研究発表しました。(Sci., Vol. 78, No 6, pp. 3867-3871, June.)
 
ガスチンは、唾液中にある亜鉛依存的なポリペプチドで味蕾成長因子です。 これらの研究者は、味覚減退患者の唾液ガスチンレベルは通常の1/5程度と低いことがわかりました! これらの患者は、12日間の硫酸亜鉛サプリメント摂取後に味覚感度は最大になりました。

In 1984 information appeared in the Lancet (Aug 11, p. 350; Nov 17, p. 1162)食欲不振と鬱病患者で亜鉛味覚テスト(ZTT)の利用について。
血清/血漿亜鉛濃度が正確な亜鉛状態の計測できないと考えられために、亜鉛味覚テストが開発されて使われました。 テスト方法とテスト結果の悪かった患者へのサプリメンテーションは硫酸亜鉛で行うように11月17日の文書に記されています。

Schauss, A., Costin, C., Am J. Nat. Med., Vol. 4, No 10, Dec. 1997.
1934年の最初の試験結果の通り、亜鉛欠乏が正常な味覚と食欲の低下と直接関係があることを指摘します。 この試験で味覚感度(またはその欠如)が機能的な亜鉛の必要性の指標であることが明らかになりました。 これ試験は、亜鉛欠乏(Zinc Taste Test(ZTT))のための非侵襲的検査の開発である事が前提でした。 最初の亜鉛欠乏のための評価方法が医療審査で推薦されたのは1988年に、英国医師会 British National Formularyに拠るものでした。

シャウスとコスティンの研究では亜鉛欠乏の患者の多くは同様にビタミンB6とマグネシウムも不足しているとわかりました。 我々は、亜鉛、B6とマグネシウムが相乗作用であるということを知っています。 B6が不足しているとき、亜鉛とマグネシウム細胞の細胞内への移行が充分に起きません。亜鉛味覚テスト(ZTT)で問題があった人はビタミンB6とマグネシウムの状態も考慮に入れる必要があります。硫酸亜鉛の治療で改善しない人は特にです。
最後に著者は、亜鉛味覚テスト(ZTT)に問題があった患者には、まず最初に硫酸亜鉛水溶液の使用を推薦します。 胃酸産生は亜鉛が関与しているため、亜鉛の錠剤は低胃酸の為に最適な吸収は難しいからです。

亜鉛味覚テストZTT プロトコール
亜鉛味覚テストを受けるときは少なくとも30分以内の飲食と喫煙を控えなければなりません。 亜鉛テスト溶液Aqueous Zincをティースプーン2杯ほど患者の口に10秒ほど含ませます。その後それを飲みこむか、それを吐き出してもらいます。 30秒後に被験者に味に関して質問します。そして、彼らの反応は以下の評価に基づいて等級分けします。

評価レベル
1) 最適な亜鉛量― すぐに明確に不快な味がします。被験者は嫌な表情をする場合もあります。
2) やや不足している― 嫌な味がするがそれほど強くない、または嫌な味がしだいに強くなる。
3) かなり不足している- 初めは味がしないが10-15秒ほどで次第に嫌な味がしてくる。
4) 完全な亜鉛欠乏― 無味、または水のような味。

サプリメント
レベル3、4– 患者はティースプーン6杯程度、味がしてくるまで摂ります。その後2ヶ月ほど4杯程度サプリメントを摂ります。 このとき再びZTTを再度検査します。 レベル3、4の患者はビタミンB6リン酸塩とマグネシウムも、就寝時に摂るようにします。