L-アルギニンは循環器医療を変えた。 | ナチュロパス びんせい

L-アルギニンは循環器医療を変えた。

アルギニンについてはご存知のように1998年に3人の科学者がノーベル賞を拝受しています。この研究では大変多くの研究者がスタンフォード大学を中心に研究したのですが1つのカテゴリーでノーベル賞を取れるのは3人までと言う事で Doctors Robert F. Furchgott, Louis J. Ignarro and Ferid Murad の3人が“NOが血管内皮のスイッチとしての機能をする分子の発見”と言うことでノーベル賞が与えられました。

ところでアルギニンサプリメントの開発者であるDr.Joesph Plendergust(Dr.Joe)は彼自身37歳の若さで遺伝性ガラクトース血症の為血管の石灰化が進み80歳の血管年齢でした。彼の父は40歳の頃心臓疾患で亡くなっています。そのころの医学では血管年齢を戻す事は出来なかった(今でも医療の主流はそう考えています)のですが何とか方法を模索して、スタンフォードの研究グループに行き着きました。

ノーベル賞は研究者に与えられたのですが、純粋なNOやL-アルギニンによるさまざまな問題も起こりました。しかし研究者たちは人体へのリスクより研究に没頭したために多くの犠牲も出しています。
その頃Dr.Joeは自らアルギニンを試しその結果から配合を改善しながら多くの彼の患者(80%が糖尿病)に与えアルギニンの臨床利用の研究をしました。

ここで私が言いたいのは研究者と臨床家の違いです。多くのアルギニン研究者はその作用に興味があります。Dr.Joe は患者の命をどう救うかに興味があります。そんな彼の業績をたたえAmerican Diabetes AssociatioはFather of the Year 2008を与えています。その理由は彼は誰うよりも一番多くのアメリカ人を救ったという理由でした。

彼の診た患者はこの20年間で約1万人です。この20年で彼の患者で未だに循環器疾患で死んだ患者が1人も居ないのです。先日来日した際に人工透析をしている人のアルギニン摂取の注意点を聞いたところ経験が無いので語れないと言います。なんと彼の糖尿病の患者には一人の人工透析患者も居ないそうです。しかし最近のハイデザートハートインステチュートのトライアルによればレベル4の心不全患者の全員で大幅なQOLの改善とともり人工透析予定者が全く正常になったと言います。そしてさらに驚くべきは70過ぎのDr.Joeの血管年齢は現在16歳と言う結果が出ていることです。


アルギニンはアメリカの循環器医療をすべて変えたわけではありませんが少なくともDr.Joeの患者において糖尿病の合併症をほぼなくしたという意味で変えたと言えます。事実彼の方法を実践した私のクライアントである女池さんは糖尿病の合併症でステントが5本入っている状態から全く普通の生活に戻り今ではHbA1cは12.8から 5.8になりました。

色々アルギニンのフォーミュラがありますが安全で優れた結果を出しているフォーミュラはそれほどありません。私がハーブやサプリメントを探すとき大切にしているのはその背後にある哲学です。私はアルギニンの摂取をよく薦めますがこれはDr.Joeの実践を少しでも多くの方に伝えることが私の仕事のひとつと考えるからです。