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GW前だから言える大ニュース

福島原発、ベント難航で最悪想定 政府、大震災の翌日 共同通信 5月3日

重大なことは人々の興味がそれているときに行うという姑息な発表がGWの初日にありました。この記事を目にしていない人も多いかと思いアップした次第です。チェルノブイリとは違うことを強調していましたが間一髪でまぬがてたとしか言いようがない事態であった事をやっとGWのさなかに出したわけです。

“東日本大震災翌日の3月12日に、福島第1原発1号機の蒸気を排出し格納容器の圧力上昇を止める「ベント」が難航していた際、同日深夜に格納容器が破損して敷地境界での「被ばく線量」が重大な健康被害を及ぼす「数シーベルト以上(1シーベルトは千ミリシーベルト)」になるとの予測が、政府内で示されていたことが5月3日に分かった。”

 “短時間に1シーベルトの放射線を浴びると1割の人が吐き気やだるさを訴え、4シーベルトなら半数が30日以内に死亡する。「数シーベルト以上」の被ばくとの表現は、致死量相当の危険性があることを示している。”

 “1号機のベントは二つある弁の一つが開かず、緊急調達した空気圧縮機を使って実施。着手から5時間半後の午後2時半に蒸気排出を確認、格納容器圧力が低下した。”

12日には水位が低下したといっていましたがその数時間後には全員撤退指令が出ていました。あのとき水から露出していた燃料棒はすでに崩壊していたことは職員は重々知っていたので全員撤退させようとしたのです。2000度を超えた燃料に水をかければ水蒸気爆発入れなければ更なる燃料崩壊。原子炉は非常に危険だったわけです。
あの頃も菅さんは酷評されていましたが、撤退をさせなかった事も海水を入れる件でも一番適切な判断をしてい多と思います。

原子力湯沸かし器はやはり危険すぎです。原子炉を止めるということは巨大なタンカーが衝突を避けるためにスクリューを止めたような物です。衝突を止めることはたやすくはありません。
水がなくなれば原子炉を停止出来ても巨大なエネルギーを放出する原子燃料が数時間で2000度を超え5重の壁はあっけなく破れます。

一度破れればもはや人間が近づけない状況になるのではフェールセーフな技術ではありません。


注1)ベントは開く予定で設計されていなかったことも注目する必要があります。これを危険なときに開けるには巨大なフィルターが必要で日本の原発は事故を起こさないことが前提でこのフィルターはありません。

注2)今高浜原発廃止を決定しましたがその代替は火力を提言しています。なぜ火力に戻ろうとするのか国民感情とは違う方向です。原子力の撤退を喜ぶブッシュなどの石油資本はこのチャンスを逃したくないはずです。ここで強く自然エネルギーに向かい技術で世界のトップを取ることが日本の新しい産業のチャンスだと政治指針を出してほしいものです。