災害で見える人間の資質 ブリスベン洪水 | ナチュロパス びんせい

災害で見える人間の資質 ブリスベン洪水

クイーンズランド州首相アンナ・ブリー(Anna Bligh)は今回の災害に対しすばらしい指導力を発揮している。母親でもある彼女は涙ながらにクイーンズランドの人々を勇気付け同時に軍や警察、州関係の機関などを取りまとめ必要な情報と行動を被災地の人々に与えている。自らも被災地に赴き必要な情報を集め人々を勇気付けているている。

反面オーストラリア政府陣は被災者との距離を感じた。ジュリア・ギラード首相は真剣なのか笑っているのか良くわからない表情で、その言葉はよそよそしく誰の関心も引かない。野党のリーダーにいたってはスマートなスーツを身にまとい颯爽と被災地に乗り込み慇懃に“今お邪魔でしたか”といった調子で被災者のドアをノックした姿が報道された。はまさに場違いで政府関係者の人格を疑った人も少なくない。

一般家庭では内装に石膏ボードが多用されているため浸水でぼろぼろになっている。家具、電化製品も使えるものはほとんどない。電気は相変わらず復旧していない。昨日の時点でブリスベンの中央の高層建築(ここには州政府の主要な機関が集まっている)では地下に電気などの設備があり水没したままだ。 地下の配電システムがいかに電気の復旧を遅らすのか、日本もこの災害に学ぶも事が多そうだ。

昨日はブリスベンの町の水が引き、あと片付けが始まった。ここで人々が口にしたのは“奇跡が起こった”という言葉だ。数え切れないほどのボランティアが見ず知らずの人もうちの片づけを手伝っている。被災者の様子は悲しい被害者ではなく感謝に満ち溢れている。多くの人々が感動で涙を流していた。クイーンズランダーの精神を呼び覚ましたアンナはまさにクイーンズランドの母だ。


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中央がQLD首相アンナ・ブリー 右がオーストラリア首相ジュリア・ギラード