今度扱う広角双眼鏡についての紹介文を書くために、暇さえあればいろいろ使うようにしていた。


最近気がついたのだが、何かを見たくて双眼鏡を使っているのではなく、双眼鏡でワイドな視界を楽しみたいために何か対象物を探している自分に気づき


「もしかして、双眼鏡中毒かも??」


と不安に。


あの強調された立体感とワイドに迫る広い視野、ぎゅっと絞れるシャープな像が脳に刺激を送り続けているらしく、常にそれを求めるようになっている自分。


こりゃ、ビョーキだ…。


先日家電量販店で3Dテレビの前でもしばらくデモ映像を見ていたのは、もしかすると双眼鏡の影響かも…。


しばらく目を休ませたほうがよさそうです。


「よーく見えるぜよ!」双眼鏡SHOPの店長が語る、双眼鏡を楽しみ尽くすノウハウ-logomark

今日、双眼鏡の仕入先の方と開発中の双眼鏡の見比べをしました。


10台ばかりずらりと並べて、あれやこれやと見ていくわけです。


変わっているのはその構成。量販店の双眼鏡売り場に行くと、8割~9割がダハプリズムタイプです。ところが、我々が並べているのは9割がポロプリズム


これには理由があって、同じコストで作るとポロプリズムの方が性能を出しやすいからです。


私たちの方針は、出来るだけ安価に高性能なものをお客様にお届けしたい、というもの。ですから、結果としてポロプリズムタイプばかりになってしまうのです。


40ミリの口径を超えるとさすがにダハにしたいところですが、ポロのヌケの良い像が焼き付いているので、それと同レベルの見え味を求めると、6万円オーバーの販売価格になってしまいます。


ED(特殊低分散ガラス)を使用した双眼鏡ものぞきました。さすがにスッキリとした高レベルの見え味になっておりますが、


「はたしてそこまで必要かなあ?」


との疑問も正直残りました。あとはコストとの兼ね合いですね。


私が販売予定している8倍32の広角双眼鏡をテストしてもらいましたが、かなりの高評価でした。


自信はありましたが、やはり第3者の意見があると安心します・・・。



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今晩は見事な月が、雲間から・・・って、天文ファンの常識からするとテンションが下がります。


月明かりが邪魔で、星の光が弱まっちゃうからですね。


まあ、人類の力でどうすることも出来ないのであきらめるしかありません。


たまには月見でもしようかと、双眼鏡で月齢13の月を見ました。すると・・・、


なかなかいいじゃありませんか!


真っ暗な空にまぶしく輝く月が、ボールのように立体的に見え、それを取り囲むように雲が見えます。


こういう対象物を見るときに、レンズのコーティングの良し悪しや、迷光処理の程度がハッキリ分かるんですよねー。


2~3万円クラスでは、ポロプリズムだと結構よく見えたりするのですが、ダハプリズムではフェイズコート処理してあっても、イマイチな感じがしてしまいます。


双眼鏡中毒が進むと、キャッシュがなくなっていきますので注意が必要ですね。

自分はネットで双眼鏡ショップを開いているので、お客様に実際に手にとって見ていただけないので、疑似体験が出来るようにさまざまな説明をしています。


(これが、結構難しいですよ。)


一方、リアル店舗では複数台の双眼鏡が並べられていて、実際に見比べることができます。


でも、実際にやってみるとそれほど簡単に選べないのですよ、これが。


まず、実際にのぞくって言っても、店の中を見るだけでは光学性能をきちんと把握することは自分でも結構むずかしいです。


大型店舗でも、せいぜい30メートル先がもっとも遠いところ。天井には蛍光灯がいっぱいあって、本当の性能は試せません。


一般的に、


「実際にのぞくのが、双眼鏡選びには最も良い。」


というのは本当です。


ただし、自分がメインで見たい対象を実際に見ないとダメですね。


例えば、バードウォッチングする人は野外に出て鳥を見ながら複数の双眼鏡を見比べないと、選びようがないのです。


私は星好きなので、星を見ながら比べないとダメなんです。


店内で良好な見え方だったのに、星を見たらがっかりした経験もあります。


せめてリアルな店舗だったら、窓際に双眼鏡を並べておいて、外の景色が見られるような配慮をしてくれるといいんですけれどねえ。


売り場を観察していると、大抵のお客さんはブランド名に振り回されていたり、価格の安い方を選んだりして、見比べることの出来るメリットを生かすことが出来ていないように感じます。


ネットショップでは、私の説明がすべてなので、購入後に


「こんなはずじゃなかった!」


と思われないように、出来るだけ正確な説明を心がけています。




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本日、お客様から双眼鏡(ヒノデ5×20-A1 )の注文の電話あり。


もうすぐ7歳になる双子の兄弟への誕生プレゼントにしたいとのことだったのですが、前代未聞のある特注が…。


「2台の双眼鏡をそれぞれ、に塗ってはもらえないでしょうか?」


なんでも双子ちゃんは双眼鏡に非常に興味をもっていて、さらにそれぞれが赤と青が好みとのこと。


他店にもお願いしたが断られたとのことでした。


「こんな面白い依頼、お受けしない理由はない…。」


と、快諾。


電話を切った後、あらためてヒノデ5×20-A1を眺めたのですが、


「うーん、どうやって塗装しようか…。」


と腕組みしばし。


プラスチックにはやはりプラモデル用の塗料がいいのでしょうか? それとも水性塗料でいいのでしょうか? 養生は?


何かいいアイデアをお持ちのかたは、是非、コメント下さい。


1か月ほど時間をいただいたので、私の挑戦をときどきレポートします。