平山を特別扱いしないこと
平山の負け惜しみの裏にあるもの。(Number Web)
木崎伸也=文
text by Shinya Kizaki
photograph by PICS UNITED/AFLO
2006年9月20日
木崎伸也
(Shinya Kizaki)
1975年1月3日、東京都生まれ。金子達仁のスポーツライター塾を経てフリーに。2002年夏にオランダ・ロッテルダムに移住し、2003年からドイツを拠点に活動。今季は「欧州の日本人」をテーマに、ヨーロッパを飛びまわる予定。
あまりにも情けない幕引きだった。
8月30日、平山相太はヘラクレス・アルメロから戦力外通告を受けると、あっさりと日本に帰ってしまった。あれほどヨーロッパでプレーすることに憧れていたというのに。
1年間にわたって平山の通訳をしていた人物は、戦力外になった理由をこう説明する。
「今季の練習が始まった初日に、全てが決まりましたね。ブルート新監督が、平山が太っていること、オランダ語を話せないことに激怒したんです。印象は最悪になり、結局シーズンがスタートしても挽回することができなかった」
昨季までヘラクレスの監督は、元ジェフ市原のペーター・ボスが務めていた。平山の獲得に動いたのはボスだし、入団以来、常に平山のことを気にかけてくれていた。月に2度、通訳を介して戦術のレクチャーを行い、平山を一人前のストライカーに成長させようとした。
しかし、プロの世界で、いつまでもそういう甘い環境が続くわけがなかった。ボスがヘラクレスを強化した手腕を高く評価され、フェイエノールトのテクニカルディレクターに引き抜かれたのである。新監督の下では、当然のことながら平山は特別扱いされなくなり、恒例の戦術レクチャーも打ち切りになった。
もしかしたら、平山は1年目にボスの好意に甘えすぎていたのかもしれない。昨季、平山が太ることがあっても、マクドナルド禁止令が出るくらいで、それが解雇につながることはなかった。その基準のままで新監督に接してしまい、新監督を切れさせてしまった。
平山は帰国してからというもの、「オランダに馴染めなかった」、「オランダ語を話すのは無理」と、情けないコメントを繰り返しているが、オランダ時代の平山を知る人なら、彼が本心を語っていないことはすぐにわかるはずだ。
オランダ時代の通訳氏は言う。
「戦力外になったショックを、相太は必死に隠そうとしている」
平山はオランダ人の友人を作っていたし、カーニバルなどのイベントがあるとチームメイトといっしょに遊びに出かけた。「サッカーに集中するために、ヘアワックスをつけないようにしてるんです」と決意を語ったこともあった。目標に向かってひたむきに走り続けた時間を、本気で否定するわけがない。
Jリーグを経由せずにヨーロッパのクラブに入団するという挑戦は、ひとまず失敗した。それでもオランダで過ごした1年は、Jリーグや大学でプレーするよりも、はるかに多くのものを平山に与えたはずである。
今は負け惜しみを連発しているかもしれないが、それは体内でうごめいている悔しさの現われだと思いたい。
ヘラクレスの試合のコーナーキックのとき、平山は相手DFを両手で思いっきり突き飛ばして、自分の居場所を確保していた。日本人の縦社会に入っても、オランダで身につけた荒々しさを発揮していければ、再びヨーロッパへの扉が開くだろう。
http://number.goo.ne.jp/soccer/world/euro/20060920.html
平山を特別扱いしないこと。
これってFC東京とU-21代表のキーワードにした方がいいんじゃないですかねえ?
練習試合
J2神戸を3-2で破る サッカーU-21代表候補
サッカーのU-21(21歳以下)日本代表候補は20日、大阪・長居陸上競技場でJリーグ2部(J2)神戸と60分ハーフの変則的な練習試合を行い、3-2で競り勝った。試合後にチームは現地解散した。
平山(FC東京)らが先発した前半は、開始直後に関口(仙台)の左クロスがそのままゴールに入って先制。メンバー全員が入れ替わった後半は2点を失ったが、前田(広島)と渡辺(名古屋)が加点した。
今回の合宿はドーハ・アジア大会(12月)の代表選考が目的。反町監督は「どれくらいの力を発揮できるかを、自分の目で見るために集めた。チームが目指すべき方向性はしっかり選手に伝えた」と話した。
(了)
[ 共同通信社 2006年9月20日 18:24 ]
光った谷口、前田 サッカーのU-21
練習試合の前半は守備的MF谷口(川崎)、後半はFW前田(広島)の動きが光った。
谷口は持ち味の積極的な前線への飛び出しで何度も好機を演出。「いつものプレーができた。今後も選ばれるよう頑張りたい」と笑顔で話した。
「狙い通りだった」という前田はチーム2点目を得意の左足で決めた。それでも「課題は守備なので。どういう位置に立てばいいのかもっと考えて、相手を抑えないと」と反省点を挙げた。
(了)
[ 共同通信社 2006年9月20日 18:40 ]
これで谷口、前田はアジア大会のメンバー入り濃厚かなあ。
まあ、反町さんの選手選考基準は新潟時代から複雑だからまだわからないけど。
シュートたった2本…平山“落第”
U―21日本代表候補の大阪合宿は最終日の20日、長居スタジアムでJ2神戸と練習試合(60分×2本)を行い、3―2で競り勝った。オランダ1部ヘラクレスからFC東京に移籍したFW平山相太(21)は、前半に出場したが、シュートはわずか2本に終わり、無得点。A代表入りへの最初のテストと位置づけられた試合でコンディションの悪さを露呈した。
体は重かった。運動量は少なく、ボールタッチも数えるほど。昨年6月の世界ユース選手権以来、約1年3カ月ぶりに日の丸を背負った平山の表情はゆがんでいた。「得点してアピールしたかったけど…。あまりボールを受けることができなかったし、クロスに対しても足が止まってしまった」。オランダリーグで昨季8得点を挙げた実力は最後まで影を潜めた。
唯一の見せ場も“幻”に終わった。前半22分、右サイドのMF谷口のクロスに反応してニアサイドに走り込み、右足でネットを揺らしたが、オフサイドの判定に泣いた。前半49分の右足シュートは力なく枠の左へ。その2分後にも右足を振り抜いたが、ボールはDFに完全にブロックされた。60分間ピッチに立って放ったシュートは、この2本しかなかった。
反町監督は「平山?あんなもんでしょ。厳しいプレスの中でも落ち着いてプレーできることは間違いない」と一定の評価を与えたが「もっと危険な場所に入っていくことが必要。及第点だけど、“合”でも“否”でもない」と厳しい表情を浮かべた。視察したA代表の大熊コーチも「足腰の粘りがない」とバランスを崩して何度も転倒した長身FWに不満を見せた。
状態の悪さを露呈した平山だが、正確なポストプレーなど局面では能力の高さも見せた。ヘラクレスを退団して8日に帰国したばかり。帰国後の対外試合は2試合目で試合勘などを取り戻せば、フィットする可能性は十分にある。21日には所属クラブのFC東京で流経大との練習試合に出場する見込み。「まずはJリーグで試合に出られるように頑張りたい」。不完全燃焼に終わった一戦を無駄にはしない。
≪古部ミスから失点≫学生から唯一選出された立命大のMF古部は「自分の未熟さを実感しました」と苦笑い。本職のFWではなく右サイドでの起用。後半48分には突破を許して失点の原因となり「本当に申し訳ない」と反省した。同58分の絶好機もGKに阻まれ、スタンドで観戦した母・絹世さん(50)にゴールは届けられなかった。それでも、反町監督は「まだ粗いけど可能性を感じる部分もあった」と評価していた。
[ 2006年09月21日付 スポニチ ]
及第点だと評したということは、監督が想定していた範囲内の出来だったということでしょうね。
今の平山は足下でボールが収まるからポスト役には十分なれる。
それだけでおそらく4人になるであろうFW枠に入れるかどうか。
んで、もう1人の”2軍じゃない”家長くんは記事になってないけど、どうしたのかな?
1泊2日 1人実働60分
大阪で合宿入り サッカーU-21代表候補
2008年の北京五輪出場を目指すサッカーのU-21(21歳以下)日本代表候補は19日、大阪府堺市内のホテルに集合し、平山(FC東京)や家長(G大阪)ら22選手全員がそろった。チームは20日、Jリーグ2部(J2)神戸と60分ハーフの変則的な練習試合を行い、試合後に解散する。
今回はドーハ・アジア大会(12月)の代表選考を兼ねた合宿で、メンバーは1人を除いて8月のU-21中国代表との親善試合で遠征した18選手以外が招集された。反町監督は来年の五輪予選も視野に、選手層を厚くすることが今合宿の目的と話している。
(了)
[ 共同通信社 2006年9月19日 19:27 ]
昨晩同じ宿舎で泊まってるから合宿って言っていいんだね。
練習無しでいきなり神戸と試合(60分ハーフ×2)しちゃうんだあ。終わったら即解散。
反町監督は今日集まってる選手に何か教える気などさらさらないのだね。
素材として選手を吟味してチョイスするだけ。
22人に60分づつプレーさせるんだろうか? まあ、チャンスには平等に与えないとだしね。
これってやっぱりU-21生き残りトライアウトだよなあ。(また決めつけだと怒られるかな?)
経営悪化
赤字11クラブに増加=個別経営情報を初開示-Jリーグ
Jリーグは19日、2005年度の1部(J1)、2部(J2)全30クラブの経営情報を初めて個別に開示し、経常赤字のクラブが前年度の2から11に増加したことを明らかにした。
入場料収入、広告料収入が横ばいなのに対して、選手、スタッフに対する人件費が増えているのが全体的な傾向。05年度の赤字はJ1では清水、磐田、神戸、広島、大分、J2は仙台、山形、草津、横浜C、福岡、鳥栖だった。
[ 時事通信 2006年9月19日 20:31 ]
■2005年度Jクラブ情報開示資料の概況説明
http://www.j-league.or.jp/aboutj/jclub/keiei.html
■今季の入場者数はこちら↓
・Jリーグの観客動員数を語るBLOG
J1
http://ameblo.jp/giggs/entry-10017158638.html
J2
http://ameblo.jp/giggs/entry-10017157829.html
J1は浦和、清水、千葉、甲府が大幅増。逆にFC東京、鹿島が大幅減。
J2は愛媛が微増している以外はどこも微減(今季降格したチームは大幅減)。
*ただし、以前は地元自治体やスポンサー企業を通してかなりの枚数が出回っていた無料招待券が今季から大幅に減らされているためとも言われており、実質的な入場料収入にはあまり影響はないとの見方もあります。
■選手・監督の総年俸合計額ランキング(今季開幕時)
順位 チーム名 年俸総額 今季順位(差)
*1位 浦和R 12億4千万→2位(-1):妥当(使った移籍金総額でもJで1位)
*2位 横浜M 10億8千万→8位(-6):期待外れ(監督交代)
*3位 J磐田 8億5千万→7位(-4):期待外れ(監督交代)
*4位 G大阪 8億4千万→1位(+3):妥当(使った移籍金総額Jで2位)
*5位 鹿島A 7億6千万→5位(0):妥当
*6位 名古屋 7億3千万→11位(-5):期待外れ
*7位 S広島 6億0千万→15位(-8):給料泥棒(監督交代)
*8位 清水S 5億9千万→4位(+4):健闘
*9位 C大阪 5億7千万→17位(-8):給料泥棒(監督交代)
10位 F東京 5億6千万→13位(-3):妥当
11位 J千葉 5億6千万→9位(+2):妥当(監督交代)
12位 大宮A 5億5千万→10位(+2):妥当
13位 A新潟 4億6千万→14位(-1):妥当
14位 大分T 4億3千万→6位(+8):大躍進
15位 京都P 4億1千万→15位(0):妥当
16位 A福岡 4億1千万→18位(-2):妥当(監督交代)
17位 川崎F 3億7千万→3位(+14):驚異的
18位 V甲府 2億6千万→12位(+6):大健闘
(金額はいずれも推定。日刊スポーツ編集「2006Jリーグプレーヤーズ名鑑」等を参考に作成。)
人件費が少な目でも上位に行くには、まず良い監督さんと契約すること。
次に良い外国人選手とお手頃なサラリーで契約すること。
そして、彼らの特性を活かしたチームに仕上げることかな?
当たり前すぎだけどね。
2軍メンバー
平山ら22人を招集 21歳以下日本代表候補=差替
日本サッカー協会は18日、ドーハ・アジア大会(12月)の代表選考を兼ねたU-21(21歳以下)日本代表候補の合宿参加選手を発表し、Jリーグ1部(J1)FC東京へ移籍したFW平山ら22人を選んだ。20日に大阪で2部(J2)の神戸と練習試合を行う。
8月のU-21中国代表との国際親善試合で中国へ遠征した18選手のうち、今回も選ばれたのはGK佐藤昭(広島)だけ。Jリーグで活躍するDF家長(G大阪)やMF谷口(川崎)が入った。アジア大会の代表は、中国遠征とこの合宿の参加選手から主に選ばれる。反町監督は「来年の五輪予選に向けて選手層を厚くすることが現時点の最大の目的」とコメントした。
(了)
[ 共同通信社 2006年9月18日 15:49 ]
【選 手】
名 前 (英字表記) 生年月日 身長/体重 所属
■GK:
松井 謙弥 MATSUI Kenya 1985.09.10 186cm/72kg ジュビロ磐田
佐藤 昭大 SATO Akihiro 1986.08.30 184cm/73kg サンフレッチェ広島
■DF:
柳楽 智和 NAGIRA Tomokazu 1985.10.17 178cm/76kg アビスパ福岡
細貝 萌 HOSOGAI Hajime 1986.06.10 177cm/64kg 浦和レッズ
河本 裕之 KOUMOTO Hiroyuki 1985.09.04 183cm/66kg ヴィッセル神戸
一柳 夢吾 ICHIYANAGI Yugo 1985.04.02 183cm/78kg 東京ヴェルディ1969
家長 昭博 IENAGA Akihiro 1986.06.13 173cm/70kg ガンバ大阪
田中 輝和 TANAKA Terukazu 1985.07.14 172cm/66kg 大宮アルディージャ
森下 俊 MORISHITA Shun 1986.05.11 178cm/70kg ジュビロ磐田
丹羽 竜平 NIWA Ryuhei 1986.01.13 176cm/68kg ヴィッセル神戸
■MF:
寺田 紳一 TERADA Shinichi 1985.06.10 170cm/65kg ガンバ大阪
谷口 博之 TANIGUCHI Hiroyuki 1985.06.27 182cm/73kg 川崎フロンターレ
高萩 洋次郎 TAKAHAGI Yojiro 1986.08.02 182cm/64kg 愛媛FC
高橋 義希 TAKAHASHI Yoshiki 1985.05.14 170cm/67kg サガン鳥栖
渡邉 圭二 WATANABE Keiji 1985.01.28 173cm/64kg 名古屋グランパスエイト
上田 康太 UEDA Kota 1986.05.09 172cm/65kg ジュビロ磐田
古部 健太 FURUBE Kenta 1985.11.30 179cm/68kg 立命館大学
関口 訓充 SEKIGUCHI Kunimitsu 1985.12.26 171cm/63kg ベガルタ仙台
■FW:
平山 相太 HIRAYAMA Sota 1985.06.06 192cm/87kg FC東京
石井 謙伍 ISHII Kengo 1986.04.02 178cm/66kg コンサドーレ札幌
田中 佑昌 TANAKA Yusuke 1986.02.03 175cm/70kg アビスパ福岡
前田 俊介 MAEDA Shunsuke 1986.06.09 173cm/70kg サンフレッチェ広島
ほとんど無名に近い大学生やJリーグ公式戦に出場経験のない選手も入ってますし、今回のメンバーは2軍に近い位置づけのようですね。
この前の中国遠征メンバーが仮の1軍で、それにとって変われるメンバーがいるどうか見極めるための合宿と練習試合なのでしょうね。
谷口(川崎)は前の合宿でケガして遠征には行ってなかったから、追試的な意味合いがあるのかも?